この度、銀座シネパトス(銀座唯一の邦画名画専門館)で4/5(月)〜5/2(日)まで”没後四十年映画で辿る三島由紀夫”を特集上映します。

三島由紀夫の年齢は、昭和の年号と一致している。終戦は満20歳の時であり、死去した昭和45年は満45歳。軍国主義も、敗戦も経済成長期も、まさに経験した昭和の申し子である。その三島の小説は、的確な言葉、比喩、表現によって、様々な事象や心理、風景を描写した。それは、あまりにも明晰で、時として病的ですらあった。作家として多彩な作品を残しただけでなく、その作品は多くの映画人によって繰り返し映像化されてきた。また、三島自身、映画への出演を果たしている。

没後40年の今、数々の話題作の映画化だけでなく出演作や生誕80年を記念して撮影された映像作品を含め、その軌跡を辿っていく。

    期間             1部/2部
4/05(月)〜4/08(木)  燈台(1959年)/不道徳教育講座(1959年)
4/09(金)〜4/12(月)  お嬢さん(1961年)/からっ風野郎(1960年)
4/13(火)〜4/16(金)  肉体の学校(1965年)/獣の戯れ(1964年)
4/17(土)〜4/20(火)  永すぎた春(1957年)/黒蜥蜴(1962年)
4/21(水)〜4/24(土)  潮騒(1964年)/愛の渇き(1967年)
4/25(日)〜4/28(水)  潮騒(1975年)/音楽(1972年)
4/29(木)〜5/02(日)  みやび 三島由紀夫(2005年)/黒蜥蜴(1968年)

株式会社ヒューマックスシネマ http://www.humax-cinema.co.jp
銀座シネパトス(銀座三越先・歌舞伎座手前)
東京都中央区銀座4-8-7

執筆者

Yasuhiro Togawa