ワーナー・ホーム・ビデオは、下記2タイトルの未公開作品を4月7日にDVD レンタル開始いたします。

『コンフェス』 DLR-F5904
真実を語れ、革命を起こせ。
知的でスタイリッシュな政治スリラー『Confess』。テレル・レッサー(ユージン・バード)は10 代の頃、数々の伝説を打ち立てた凄腕の元ハッカー。10 年後ニューヨークに再び現れたテレルは、現実に裏切られ、世間に背を向けた人間になっていた。そんな彼を待っていたのは、新しい職場での屈辱的な仕打ちだった。革命の理想を抱いたテレルはハッキングの専門知識を駆使し、要所に設置した隠しカメラでかつて彼を侮辱した者達の不名誉な姿を撮り、強引に罪を自白させて編集した映像をインターネット上に流した。その映像は公開されるたびにネットで評判を呼び、やがてマスコミや警察当局の関心も引くようになる。コロンビア大学の博士課程でハッカーの倫理とライフスタイルを研究するオリビアは彼に惹かれ、テレルの活動こそ「ポストモダン革命のモデル」と考えると、自らテレルの思想面のアドバイザーとなり、資金面でサポートするだけでなくマスコミとの橋渡し役も引き受けるなど、彼と行動を共にし始める。この革命モデルに手応えを感じた2人が次に狙いを定めたのは、企業の役員や政治家などの権力エリート。ほどなくテレルの一挙一動はトップニュースとして扱われるようになり、警察は彼を新手のテロリストとマークするようになる。そして彼が引き起こした運動は、やがて彼の手を離れて暴走するようになる。

『イージー・シックス』 DLR-F5903
誰にでもあるラッキーナンバーだがラッキーは長続きしない
パックことパッカード・シュミット(ジュリアン・サンズ)は、フロリダの大学で教鞭をとる中年の英文学教授。日々の生活に倦み疲れ、人生の意味を見失った彼が、学会に出席するためラスベガスに向かう。そこで彼は、生きている実感を取り戻し心の空白を埋めようと、性の欲望に突き動かされるまま、自らの破滅を招くような向こう見ずな行動に走る。親友の家出した娘を探し出そうと奔走する一方、パックは仕事と私生活を危険にさらしながら、妖しい官能の世界へと引きずり込まれていく。絶望の泥沼にはまったパック。今改めて彼に、欲望、喪失、愛の力関係が問い直される。辛口のウィットとブラックユーモアが巧みにブレンドされた映画『EasySix』。エドワード・アレンの傑作小説『Mustang Sally』を基に、クリス・イオベンコが脚本と監督を務めた。出演はジュリアン・サンズ、ジム・ベルーシー、キャサリン・タウン、ジョン・サヴェージ等。美術担当のエイミー・デンジャー(『セクレタリー』)が作り出す強烈なビジュアルが、華やかでいかがわしい、ラスベガスの素顔を浮かび上がらせる。製作はジェイソン・ブラム(”Hysterical Blindness”)、撮影はボビー・ブコウスキー(『隣人は静かに笑う-Arlington Road』)。エロスとダークな笑いが渦巻く『Easy Six』——それは破滅への片道切符。

発売・販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ

執筆者

Yasuhiro TogawaYasuhiro Togawa