漢たちの生き様を骨太に描き続けた、“バイオレンスの鬼” サム・ペキンパー監督
 12月5日は、3作品とドキュメンタリーで伝説の仕事を回顧する。

1984年12月に突然59歳でこの世を去った、映画監督サム・ペキンパー。
彼は、西部劇の最後の巨匠にして、現代アクション映画のパイオニアとして、今なお多くの人々に多大な影響を与えています。

CS放送ザ・シネマでは、没後25年を迎える12月、ハリウッドを震撼させたこの伝説のアウトロー監督の魅力を振り返る「没後25年 サム・ペキンパー監督特集」をお届けします。

特集では、懸賞首を狙う男達の戦いを強烈な暴力描写で描いた『ガルシアの首』、スティーヴ・マックィーン主演の『ゲッタウェイ』、ジェームズ・コバーンによる極限状態の男たちの生きざまを描いた戦争映画の大作『戦争のはらわた』を放送。

また、ペキンパーの実像に迫る日本初放送のドキュメンタリー『サム・ペキンパーの西部:ハリウッドを裏切った男』もお送りします。本作では、凄まじい暴力描写に満ちた、男臭いアクションを撮り続けたサム・ペキンパー監督のバイオグラフィとともに、彼に影響を受けたビリー・ボブ・ソーントン、ベニチオ・デル・トロら、ハリウッドの名優たちや、身内、関係者、評論家らが、彼の魅力について熱く語っています。

映画の歴史の中で、“事件”とも言うべきサム・ペキンパーの登場とその伝説の仕事を回顧する特集となっています。

◆ザ・シネマhttp://www.thecinema.jp

執筆者

Yasuhiro Togawa