「ラスト サムライ」「硫黄島からの手紙」のワーナー・ブラザース映画が、
“忠臣蔵”で日本の心を描き出す—。

15年ぶり“忠臣蔵”が洋画メジャーのワーナー映画にて製作決定!!

ワーナー・ブラザース映画は、池宮彰一郎原作の人気小説「最後の忠臣蔵」を映画化することを決定いたしました。本作は、“忠臣蔵”として世に知られる赤穂浪士の吉良邸討ち入り事件で、大石内蔵助率いる四十七士が切腹で主君に殉じた中、密かに生き残った2人の男の知られざる物語となっております。監督は、テレビドラマ「北の国から」シリーズを手がけ日本中を感動の涙で包んだ名匠・杉田成道。11月8日京都にてクランクインとなります。

また、「最後の忠臣蔵」はワーナー・ブラザース映画ローカルプロダクション第一回製作作品となり、「ラスト サムライ」「硫黄島からの手紙」で日本映画界のキャスト・スタッフとの良好なリレーションシップを築き上げ、日本の観客の心を揺さぶり続けてきた弊社が満を持して製作を決定した。

ワーナー エンターテイメント ジャパン㈱ 社長 ウィリアム・アイアトン コメント

私どもワーナー・ブラザース映画ローカルプロダクションは第一回製作作品として池宮彰一郎の小説「最後の忠臣蔵」を映画化することを決定いたしました。
ワーナー・ブラザース映画は、自社による邦画企画・製作を目的としたローカルプロダクションに力を注いでおり、各国の風土・文化に沿った映画製作・配給を進めることで映画界の発展に貢献すべく日々努力をいたしております。その中で本作「最後の忠臣蔵」の脚本に出会い、私はその物語・精神のすばらしさに涙し、洋画メジャーでありながら本作を題材とした質の高い本格時代劇を製作することを決意いたしました。
そもそも「忠臣蔵」は、日本で最も愛される史実のひとつで、その物語は、舞台、映画、テレビドラマと約300年の間に渡り多くの人々に語り継がれてきたものです。主君への忠義、武士の心を描いたこの物語は日本のみならず世界中の人々の心にも、必ずや届くと思い、またワーナー・ブラザース映画はその物語を発信していかなければならないと考えたものであります。弊社は、かつて2003年に「ラストサムライ」2006年に「硫黄島からの手紙」を配給いたしております。この2作品は日本を題材にしており、興行成績としても大成功を収めておりますが、本作の過去2作と大きく違うところは、この物語はなんとしても日本の素晴らしい監督に撮って欲しいという想いです。本日は杉田監督にお越しいただいておりますが、
日本人キャストはもとより、優れた日本人の監督でワーナー・ブラザース映画の製作する映画を世界に発信していきたいと考えております。そういう意味では、素晴らしい題材、そして素晴らしい監督とご縁を頂いたと思っています。

リチャード・フォックス(Warner Bros. Pictures International Executive Vice President)コメント

「ラスト サムライ」「硫黄島からの手紙」で世界中に感動を与え続けてきたワーナー・ブラザース映画が、その日本映画界との強力なリレーションを活かし、本格的に邦画製作に参入します。第一回製作作品として、日本の人々の心に深く残る史実「忠臣蔵」をモチーフにした池宮彰一郎氏の原作「最後の忠臣蔵」を第一製作作品とすることを決定し、この感動的な物語をワーナー全世界配給を視野にいれて取り組んでいくことを決定いたしました。
主演の役所広司さんは、ハリウッド映画での活躍も目覚しい日本を代表する俳優です。このすばらしいストーリーとキャストが、名匠・杉田監督の下に集結し「最後の忠臣蔵」はワーナー・ブラザース映画が贈る最高品質の時代劇となりますので、楽しみにしていてください。

2011年 正月第二弾 全国公開

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執筆者

Yasuhiro Togawa