「ちいさなひとのえいががっこう」は子どものための映画学校を作るべく立ち上げられた、ボランティアによるサークルです。これまで「おはなしくらべ」などの子ども映画会を過去に26回、また「映画館遠足」を5回企画して実施してきました。
http://yaplog.jp/eigagakkou/

今年11月に、ドイツの児童文学作家ミヒャエル・エンデが生誕80周年を迎えます。「モモ」などの名作で日本でもよく知られ、人気の高いエンデの作品のうち「はてしない物語」は「ネバー・エンディング・ストーリー」として映画化され大ヒット。続編も製作されました。
しかし、原作の結末と映画の結末は大きく違っています。ちいがくでもおなじみとなった、”おはなしくらべ”の応用編として挑戦してみましょう!
この機会に、エンデの世界の中にみんなで飛び込んでみましょう。

子どもはもちろん、親にとっても楽しめるプログラムとなっています。
入場は無料。16mm映写機による上映で実際にフィルムが映写される様子も見ることが出来ます。

開催概要
主催:ちいさなひとのえいががっこう
協力:杉並区立中央図書館
   特定非営利活動法人東京フィルメックス実行委員会
助成:独立行政法人国立青少年教育振興機構(子どもゆめ基金)
日時: 2009年10月24日(日) 14:00-16:00
会場:杉並区立中央図書館 視聴覚ホール (杉並区荻窪3-40-23)
    →JR中央線、地下鉄丸ノ内線「荻窪」駅南口から徒歩10分
   地図→https://www.library.city.suginami.tokyo.jp/TOSHOW/html/SHISETSU/index_01.html
料金:無料(先着50名)
ブログ:http://yaplog.jp/eigagakkou/
お問い合わせ:ちいさなひとのえいががっこう(担当:岡崎)
   携帯:090-7132-8393 e-mail: eigagakkou@hotmail.co.jp

上映スケジュール
【13:30 開場】
【14:00 開始】
 14:00 映画を観る前のお話
 14:05 「おたのしみえいが」約10分上映 *作品は当日発表
 14:15 エンデ上映会
       ミヒャエル・エンデについてのおはなし
       「ネバー・エンディング・ストーリー」94分 *ビデオ上映
 15:55 終わりのあいさつ
 【16:00 終了予定】

上映作品の解説

「ネバー・エンディング・ストーリー」
(94分/1984年/カラー/西独・アメリカ/VHS)

バスチアン少年はいじめられっ子。母を亡くしてからは父親とだけの寂しい生活を送っていた。そんなある日いじめっ子から逃げるために飛び込んだコレアンダー書店で彼は不思議な本ネバーエンディングストーリーと出会う。本を読むと物語の主人公になれる、本の世界に籠もれる、だから本が好きだと力説する彼に書店の主は「だがそれらの本は読み終われば現実に戻される。この本は危険だ」と止めるのだが、どうしても読んでみたいバスチアンはこっそりとその本を盗んでしまうのだった。学校をサボって本を読み始めたバスチアンはネバーエンディングストーリーの世界に浸り始める。内容は虚無による崩壊の危機に瀕した世界ファンタージェンを救うため、草原の勇者アトレイユが旅立つといった冒険小説だった。物語に胸躍らせるバスチアンだったが、徐々に奇妙な現象が彼とアトレイユを繋げていくのだった……。
原題(Die unendliche Geschichte)。制作費2700万ドル。日本でのコピーは「さぁ、オメガファンタジーの旅へ!」「M・エンデの世界的ベストセラーを映像化、ファンタジックSFX超大作!」。後に2、3と続編も製作された。
監督は「U・ボート」(81)、「エアフォース・ワン」(97)、「トロイ」(04)、「ポセイドン」(06)などで知られるドイツの映画監督ウォルフガング・ペーターゼン。

執筆者

Yasuhiro Togawa