8月1日(土)より全国公開し、絶大な支持により全国で興行が続いている、細田守監督最新作『サマーウォーズ』ですが、この度、今年で24回目を迎えるデジタルコンテンツの年間アワード「第24回デジタルコンテンツグランプリ」において、最高賞にあたる“経済産業大臣賞”を受賞したことが分かりました。
審査会では、審査員満場一致での決定だったそうです。

本賞は、国内のデジタルコンテンツ産業の活性化を目指し、その産業に大きく貢献した優れた製品・映像作品・サービス・技術・人物・企業等を表彰するもので、過去、「Wii Fit」(第23回)、「Spear」「Spear Multi」(ケータイ用P2Pフレームワーク)(第22回)などが受賞している権威ある賞で、この賞に映画作品が選ばれるのは初の快挙となります(※)。
また、贈賞式は10月24日(土)、東京国際交流館にて行われ、細田守監督も出席予定です。

なお、映画『サマーウォーズ』は、公開から11週目にして観客動員121万人を超え(10月13日現在)、今なお大ヒット公開中です。

※以前、映像作品部門経済産業大臣賞として『東京ゴッドファーザーズ』が受賞したことがありますが、2006年以降、ジャンル・部門の統一がされてから経済産業大臣賞に映画作品が選ばれるのは初となります。

第24回デジタルコンテンツグランプリ受賞結果

経済産業大臣賞授賞評
片田舎の旧家を舞台にしつつ、文明の証であるネットワーク上で起きたアクシデントを絡ませるというストーリーは、新旧の時代と現代のテクノロジーを巧みに交差させて表現した新鮮な感覚がある。

シナリオ上のネットワークの世界をコンピュータグラフィクスで作成、全体をハンドアニメーションにより描き、高いクオリティーでデジタル処理し、エンターテインメント性を高めている。

コンテンツ業界を牽引する力を持ち、ジャパニメーションを支える作品と言える。

公式サイト
http://s-wars.jp/

全国大ヒット上映中!

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執筆者

Yasuhiro Togawa