映画『バグダッド・カフェ <ニュー・ディレクターズ・カット版が日本公開決定!
<ニュー・ディレクターズ・カット版>
12/5 日本公開決定!
アメリカ西部・モハーヴェ砂漠のモーテルにたむろする個性的な人々と、ドイツから来た旅行者ジャスミンの触れ合いが起こす小さな奇跡が、多くの人々の胸に感動を刻み、世界中に熱狂的なファンを生み出したあの『バグダッド・カフェ』が、<ニュー・ディレクターズ・カット版>として蘇り、更なる美しい映像で2009年12月5日(土)スクリーンに登場します! 短いサイクルで映画が消費されていくなか、時代を超えて語り継がれる名作を改めてスクリーンで観たい! という声が増えています。そしていま名画座も新たな観客を呼びこみ、多くのヒットプログラムを生み出しています。デジタル化により、新たな命を吹き込まれた美しい映像がロードショー上映される機会となります。
●『バグダッド・カフェ』の歴史●
1987年に製作された『バグダッド・カフェ』は、日本では『レインマン』
『マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ』『ニュー・シネマ・パラダイス』ら多くのヒット作が並んだ1989年に公開され、全国で興行収入3億円の大ヒットを記録、当時のミニシアター・ブームを代表する一作となりました。主題歌「コーリング・ユー」はアカデミー賞最優秀主題歌賞にノミネートされ、その後、80組を超えるアーティストがカバーするほどのスタンダード・ナンバーになり映画とともに伝説を作り出しました。1994年には、オリジナル版よりも長いノーカット・バージョンが、『バグダッド・カフェ<完全版>』としてリバイバル上映され、新たなファンを呼んでの大ヒットとなりました。
そして製作から20年──この名作を後世に残すべく、パーシー・アドロン監督自らが再編集、色と構図(トリミング)を新たに調整し直し、最高に美しいバージョンの『バグダッド・カフェ』が誕生しました。2008年のカンヌ国際映画祭で初上映され、世界中から大きな歓声で迎えられたこの<ニュー・ディレクターズ・カット版>が、2009年12月5日より日本で初上映されます。
●ストーリー●
アメリカ西部、ラスヴェガスとロサンゼルスを結ぶ長距離道路が通過する砂漠の真ん中で、ドイツから来た旅行者ジャスミンは喧嘩別れした夫を残し、一人車を降りた。さまよった彼女は、道路脇にたたずむ寂れたカフェ兼モーテル兼ガス・ステーション“BAGDAD CAFE”にたどり着く。変わり者だらけが集まった、いつも気だるいムードが漂うその場所で、ジャスミンと店主のブレンダ。──2人の女性の物語が始まる。
12月5日 ユーロスペースほか 全国順次ロードショー
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執筆者
Yasuhiro TogawaYasuhiro Togawa