この度、大森立嗣監督、松田翔太主演による最新作『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』が2010年に公開される運びとなりました。次世代を担う俳優の一人として熱い注目を集める松田翔太が、現代日本社会を生きる若者の等身大の青春映画に挑戦。気迫溢れるその演技で、現代の若者が抱える不安や苛立ち、そして希望の姿を生々しく演じ、本格派俳優としての新境地を拓きます。

本作で松田が挑むのは、孤児院で育ち解体現場で働きながらも、安い賃金や過酷な労働に行き場のない苛立ちを抱えている青年、ケンタ役。またケンタと兄弟のように育ったジュン役を『蛇にピアス』(08)『ハゲタカ』(09)『南極料理人』(09)など出演作が相次ぐ若手注目俳優の高良健吾が演じます。そしてカヨちゃん役には、奥田瑛二の娘で資生堂“TSUBAKI”CM出演や『愛のむきだし』(08)など多くの個性派映画出演で注目を集める新人・安藤サクラが出演。

松田翔太のコメント:「自分を意識せずに作品の中に生きられた事をスタッフに感謝してます。ずっと俳優になる前から、このスタッフと仕事がしたかったので、夢が叶ってうれしいです。有言実行のスタッフだったので僕も勝負が必要でした。」

★希望と自由を求めて疾走する、本格派青春映画の誕生!
本作を描くのは初監督作品『ゲルマニウムの夜』(05)が第59回ロカルノ国際映画祭のコンペ部門で出品された大森立嗣監督。この時代を生きる同世代の若者たちのリアルで切実な“希望”の物語をオリジナル脚本で描き、日本映画史に残る本格派青春映画として誕生させました。さらに、柄本明、小林薫、美保純、洞口依子等のベテラン俳優たちも集結。重厚な作品へと骨格を支えています。

本年度第10回東京フィルメックス(2009・11・21〜29)にて特別招待作品での上映が決定しました!

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執筆者

Yasuhiro Togawa