9月26日(土)より公開となります映画『空気人形』。鬼才・業田良家の傑作漫画「ゴーダ哲学堂 空気人形」に強い感銘を受けた是枝裕和監督が、9年もの間映画化を熱望し、完成させた本作。たった20ページの短編を、オリジナルのキャラクターやエピソードを多数盛り込むことによって、「息」「空虚感」「自分と他者の関係」というテーマを浮き彫りにしてみませました。この度、完成した映画を観た業田良家氏本人が、生まれ変わった「空気人形」にインスピレーションを受け、9年の時を経て、待望の続編を書きおろすことが決定しました!「続・空気人形」は、現在発売中の「ビッグコミックオリジナル」に掲載中です!映画と漫画。ふたつの才能が刺激し合って誕生した、新たな「空気人形」の世界。

「続・空気人形」
作:業田良家 
掲載号:「ビッグコミックオリジナル」2009年9月20日号(18号)
2C4P+モノクロ16P 全20ページ
あらすじ:彼女いない歴31年の持ち主に初めての彼女ができた。二人の仲睦まじい様子をクローゼットから覗いていた空気人形は、「自分がいたら、ご主人様が振られちゃう」と思い、自分を”処理”するために街へ出るが・・・。

【映画をご覧になった業田良家氏のコメント】
ペ・ドゥナの演技が人形と人間のあわいを見事に表現していて目を見張る。リー・ピンビンのカメラワークも素晴らしい。空気の抜けた人形に息を吹き入れる場面は衝撃的で世界中の人を驚かせるだろう。たった20ページの私の漫画を芸術作品にしてカンヌまで連れていってくれた是枝監督に感謝します。
映画『空気人形』原作 「ゴーダ哲学堂 空気人形」(小学館ビッグコミックススペシャル刊) 絶賛発売中!

9月26日(土)、渋谷シネマライズ、新宿バルト9ほか全国順次ロードショー

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執筆者

Yasuhiro Togawa