「わたし出すわ」。突然帰郷した彼女の申し出に、つい受け取ってしまった大金─

 アスミック・エースは、映画『わたし出すわ』を世に送り出すにあたり本作の社会的メッセージに着目いたしました。
 突然帰郷した主人公が、旧友たちの”夢”や”希望”の実現の為に次々とお金を差し出して行く『わたし出すわ』。本来ツールであるはずの「お金」が人生の目的となりがちな現在に、その使い方を通して、人間性や人と人の関係性を鋭い視点で描き出します。
 そして本作のタイトルであり、メッセージでもある『わたし出すわ』の精神は、「人は一人で生きられない、世界はみんなでつながっている、いつか自分に還ってくる」と、観るものに新しい目線で「明日の幸せのつかみ方」のヒントを与えてくれるはずです。
来たる8月30日(日)の衆議院議員選挙で政権を担当する与党にこそ、この『わたし出すわ』のメッセージを理解し実行頂きたい所存です。
 下記は「普段の生活の中で気になること」や「わたし出すわ」してほしいことの事例案を挙げました。与党決定後には議員の皆様へ本作のご案内を差し上げ、本作をご高覧頂き、『わたし出すわ』マニフェストが実現へ前進することを強く希望いたします。

■『わたし出すわ』マニフェスト宣言
キーワード別「わたし出すわ」して欲しいもの

【雇用】
○フレキシブル労働を認め、その一環として地下鉄深夜運転を実施

【子育て】
○出産後の職場復帰促進の為の会社内育児ルームの徹底
○子沢山家族への給付金増額
○幼稚園や保育園の増設

【社会保障】
○敬老の日のお祝いグッズは目録を推奨し、選択肢を増やす
○身障者・目の不自由な人にむけたトイレロボットの開発
○全国の公立小中学校を全て給食制にし、給食費を国が負担。食材はその土地の物産を使用し、土地へと還元
○年金記録問題。『わたし出すわ』の心持で渋らず、早急に支給
○年収の違いによる消費税率の傾斜をつける

【地域】
○カーリング等地域に根差したスポーツが出来るレジャー施設増設
○税金徴収をはかるべく、熱海を巨大カジノ化
○各県または村にマイナースポーツ促進の条例を制定し、それぞれのモデルゾーンにする
○学校施設の休日開放による運動推進
○地域特産物の積極的推奨による地方色の特化
○食料自給率UPのため、年に一度農業フェスを実施(クイズ農家NO.1決定戦、作業着ファッションショーなど)

【医療・健康】
○健康食品を野放しにせず個人個人の体質によるカルテによる販売を実施
○夜働く人の為に早朝、もしくは深夜の健康チェック機能の医療施設の増設
○無料で使用できるスポーツジムの設立

【研究開発】
○フルーツの品種改良 :例)スイカの種なしで美味なもの

【教育】
○スポーツ特性を小学校から実地
○各地で合宿イベントを開催、特に夏休みの小学生は何らかのイベント参加の義務付け
○全国の小学校で「僕たちの夢」作文を実施し、優秀者には助成金を
○小学生文化割引実施。対象商品(文庫本・指定映画DVD・クラシック音楽?など)を小学生の文化度を上げるような商品に関し、小学生が購入する場合に限り割引。差額を国が負担(学生料金を商品にも実施するということ)
○常識/マナー/日本語など、日本人としての基礎知識を身につける授業を学校に新設。(もしくは公民館などで実施))一般人の参加もOKとする
○校庭の芝生化推進
○漁業生産地のそばに料理学校をつくる、いい素材の生かし方を学ばせる
○小中学校で、日本人として必要な政治や歴史(特に戦後史)などに注力した授業カリキュラムの策定
○健常な小学生から高校生は交通機関で積極的に座席に座らない

【経済】
○海外売れ筋のゲーム機に日本紹介のDVDを無料配布

【環境】
○排気ガスの減少の為、電化製品・車ではなく、電車エコ割引の実施
○海を綺麗に。自治体では対応できない費用分の負担を
○暖房・冷房使用しない企業・個人への特典保障

【文化事業】
○国会議員は、議場に入るときに入場料を払おう!入場料は税金に。ただしここでは、 80歳以上がシニア料金です。
○バリアフリー上映(目が見えない人/耳が聞こえない人)のための助成金
○マイナースポーツへの保障
○ミュージカル産業などの活性化とダンサーへの生活基盤保障

■『わたし出すわ』のメッセージ 〜『わたし出すわ』をつくるにあたって
脚本・監督:森田芳光

 お金はひとにとって、とても大切なモノである。それによって欲しいモノを買える、生活が出来る、子供を育てられる、病気を治せる、大きく言えば国を変えることも出来る。そんなお金の価値観も人様々である。
 お金が全てではない、お金で買えないモノもある、たしかにそうである。そんなお金の使い方ひとつで、何事も進化したり退化したり、使い方そのものが人の品性に表れる。
 この作品では、莫大なお金を手にした女性のお金の使い方に焦点をあてた。高校時代の友達が、今、何をしているか。その友達たちにお金を援助することによって、自分のアイデンティティを持とうとした。そういうことによって、その人の夢と現実が見える、自分のお金がその人たちの未来を変える。大金を手にした女性が考えたその話は様々な結果を迎える。お金を人に投資する(わたし出すわ)それによって、今までなかったコミュニケーションが作れる。その女性はそれが楽しかった。その人と会う時間、場所、雰囲気、不条理な援助に対する友の反応、それが価値だった。
 今の世の中、お金を使う、その目的を考える時期なのかと思う。地球環境にお金を使う、それはどの分野で?なぜ自分がそこに出すか? たとえばの話、そのことだけでも様々な使い道がある。
 もし自分が大金を掴んだら何に使うか。そのことを考えることによって自分がわかる、という自分問いかけ。
 そして、今、お金のまわりかたは正常なのか等々、大きくも小さくも考えられる命題である。
 経済が人の生活を大きく左右している現在、お金の使い方が不条理に感じられる今だからこそ僕はこの話が必要だと思った。 

10月31日(土)恵比寿ガーデンシネマ、新宿バルト9他全国ロードショー

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執筆者

Yasuhiro Togawa