日本アニメ史上初の快挙達成へ
作品賞アニメーション番組部門の発表は9月12日

株式会社ゴンゾはこの度、アニメーション映画「アフロサムライ:レザレクション」(海外名称:「Afro Samurai: Resurrection」)において、美術監督を務める池田繁美氏(アトリエムサ所属)が、第61回プライムタイムエミー賞アニメーション個人部門審査員賞(Juried award for Outstanding Individual Achievement in Animation)を受賞したことを発表いたしました。

プライムタイムエミー賞(Prime Time Emmy® Awards 通称エミー賞)は、テレビ界のアカデミー賞とも称され米国テレビ芸術科学アカデミーが米国放映のテレビ番組に与える海外ドラマ最高峰の賞です。池田氏は、同作品を通じてアニメーション制作における傑出した美術表現力が評価され、エミー賞側よりアニメーション個人部門審査員賞を受賞しました。また、同作品は、同賞一環のクリエイティブアートエミ−賞(Creative Arts Emmy® Awards)作品賞長編アニメーション番組部門(Outstanding Animated Program for programming one hour or more)にもノミネートされており、受賞すれば日本アニメ史上初の快挙達成となります。アニメーション個人部門審査員賞授賞式ならびに、同賞作品賞の発表は9月12日、ロスアンゼルスNOKIA Theatreにて行われます。

「アフロサムライ:レザレクション」は、岡崎能士氏のコミックを原作に2009年GONZO制作によりアニメ化。木?文智監督を起用し2009年1月MTV系ケーブル放送局スパイクTV(米国)で放映されました。主人公アフロの声をハリウッド人気俳優のサミュエル・L・ジャクソンが演じるほか、「チャーリーズエンジェル」シリーズのルーシー・リュー、さらに「スター・ウォーズ」シリーズ、ルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミルらも参加。音楽は「キル・ビル」のカリスマアーティストThe RZAが担当し、従来のアニメファンとは異なる層へも人気が広がり、米国では大ヒットとなりました。

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執筆者

Yasuhiro Togawa