10月にBunkamuraル・シネマほかにて公開される「パリ・オペラ座のすべて」ですが、前売の売れ行きが絶好調。

Bunkamuraル・シネマでは、7月18日の発売から8月16日までの1ヶ月間で354枚売れ、20周年記念作品としては一番の出だしとなっております。ル・シネマで大ヒットとなった「エトワール」(最終全国興収2億4000万円)の同時期の売れ数枚155枚に対し 228%となっており、最終的には「エトワール」の前売り販売数3195枚を超えていく勢いです。
予告編には、パリ・オペラ座公演も経験された市川海老蔵さんのナレーションを起用。力強く雰囲気のあるナレーションがル・シネマで「クララ・シューマン 愛の協奏曲」や「ココ・シャネル」をご鑑賞のお客様の心を掴み、また、これまでのバレエ映画を圧倒的に凌駕するスケール感と贅沢さが伝わったことが、前売り券の動きにつながったのではないかと考えております。前売りを購入される客層は、20代〜50代の女性であり、幅広い層が映画に対して興味を持っていることが分ります。
また、8月3日〜11日に開催された「第17回・世界バレエフェスティバル」(場所:東京文化会館)にて前売券を販売したところ、予想をはるかに超える838枚を売り上げました。

<作品概要>
パリ・オペラ座のすべてが、いま、明かされる──。
フランスの国王ルイ14世が、王の権力と熱意をもって創り上げた世界最古のバレエ団、パリ・オペラ座。それから348年、革命や争いを経て世の中は激変したが、バレエ団はずっと変わることなく世界の最高峰に君臨し続け、いまだに多くのファンを魅了している。しかし、その全貌は、情報化社会の中にあって、いまだ様々な謎に満ちている──。
誰も見たことのないパリ・オペラ座の素顔を明かすため、聖域に足を踏み入れたのは “現存する最も偉大なドキュメンタリー作家”と称えられるフレデリック・ワイズマン監督。心からバレエを愛する監督は、パリ・オペラ座の全面協力をとりつけ、84日間に及ぶ密着撮影を成し遂げた。
最高に贅沢なのは、エトワールたちの公演舞台、日常的な練習風景や創作過程を間近で見られることだ。その臨場感と迫力は、パリ・オペラ座に行ったとしても味わえない。天才の中の天才である彼らの、一瞬すら無駄にしない真剣な姿勢は、たちまち観るものを虜にする。
さらに、華やかな舞台を支えるスタッフたちや、経営をめぐる会議、資金を得るための広報活動、ダンサーたちとの待遇をめぐる交渉など、企業としてのパリ・オペラ座の顔も赤裸々に明かされる。 そして、スクリーンに突如現れる、屋上と地下に眠る”秘密”。それは、幾世紀も生き続けてきたパリ・オペラ座の、悠久の歴史を感じる瞬間だ。
 再び、秘密の扉が閉まるまで、160分。あなたも、豪華で、興奮と驚きに満ちたひと時を過ごしませんか──?

<スタッフ・キャスト>
監督:フレデリック・ワイズマン『コメディ・フランセーズ』『BALLETアメリカン・バレエ・シアター』出演:マニュエル・ルグリ、マチュー・ガニオ、アニエス・ルテステュ、ブリジット・ルフェーブル、パリ・オペラ座職員

2009年/フランス/160分/カラー/ドルビーデジタル/字幕翻訳:古田由紀子
提供:ショウゲート、デイライト
配給:ショウゲート

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執筆者

Yasuhiro Togawa