第15回KAWASAKIしんゆり映画祭2009 特別企画「なつやすみ野外上映会」
「市民(みんな)がつくる映画のお祭り」として発展し続ける「KAWASAKIしんゆり映画祭」。その特別企画として今年10回目を迎える「なつやすみ野外上映会」の季節が今年もやってまいりました。今回のアトラクションは「わんわん大サーカスショー」、上映作品は宮崎駿&高畑勲コンビがおくる『パンダコパンダ』シリーズです。
□ KAWASAKIしんゆり映画祭「なつやすみ野外上映会」開催概要
●開催日時:2009年8月23日(日)
16:30 屋台村OPEN
(市民の方々にご協力いただき、さまざまな屋台が出店)
18:30 アトラクション「わんわん大サーカスショー」
19:30 映画上映
「パンダコパンダ」(1972/33分/脚本・宮崎駿/演出・高畑勲)
「パンダコパンダ雨ふりサーカスの巻」
(1973/38分/脚本・宮崎駿/演出・高畑勲)
21:00 終了予定
●入場料金:無料
●会場:神奈川県川崎市立麻生小学校の校庭
(新百合ヶ丘駅より徒歩8分/川崎市麻生区上麻生3-24-1)
※雨天の場合、同校体育館にて実施。荒天の場合は中止となります。
※駐車場はございません。お車でのご来場はご遠慮ください。
●主催:NPO法人KAWASAKIアーツ
●共催:麻生区(麻生区協働推進事業)、川崎市、川崎市教育委員会、日本映画学校 ほか
●協力:小田急電鉄(株)、川崎市立麻生小学校、(株)北島工務店、リーヴ新百合ヶ丘フットサルクラブ・駐車場
「パンダコパンダ」「パンダコパンダ 雨ふりサーカスの巻」19:30〜
「となりのトトロ」の宮崎駿監督が原案・脚本を担当し、「火垂るの墓」の高畑勲監督が演出を手がけた70年代のアニメーション映画。昨年の春、36年ぶりにリバイバル上映され、話題になりました。天真爛漫な少女・ミミ子と動物園を抜け出してきたパパンダ・コパンダ父子の、本当の家族のような温かな交流が、ユーモアたっぷりに描かれます。
『パンダコパンダ』 【1972/33分/脚本・宮崎駿/演出・高畑勲】©TMS
竹やぶの一軒屋にたった一人で住んでいた少女ミミ子。小学生ながらしっかり者のミミ子が買い物から帰ってくると小さな子パンダのパンちゃんが庭にいました。さらにその親のパパンダも現れます。ミミ子に父親がいないことを知ったパパンダは自分が父親代わりになると言い、ミミ子はパンちゃんの母親になると決めます。こうして2頭はそのままミミ子と暮らすことになり、奇妙で楽しい新生活が始まったのです。
『パンダコパンダ 雨ふりサーカスの巻』【1973/38分/脚本・宮崎駿/演出・高畑勲】©TMS
ミミ子は、パパンダとパンちゃんと平和に暮らしています。泥棒がやってきたり、トラの子が迷い込んできたりするけれど、みんなステキなお客さま。町にサーカスがやってきたある日、夜から雨が降り出し、やがて洪水となって、町は水の中に沈んでしまいます。ミミ子たちは、大喜びで屋根に登ってピクニックや釣りを楽しんでいたのですが、サーカスの動物たちが水の中に取り残されていることが分かります。ミミ子たちは、ベッドの船を浮かべて救出に向かいます。
執筆者
Yasuhiro Togawa