モントリオール世界映画祭(8/27〜9/7)で、AKIRA(EXILE)初主演作『ちゃんと伝える』が「Focus on World Cinema」部門に選ばれたことが、同映画祭記者会見でわかった。

モントリオール世界映画祭「Focus on World Cinema」部門とは、国際Aランクの映画祭で、カンヌ、ベネチア、ベルリンの世界3大映画祭に次ぐ。その中で「Focus on World Cinema」部門は、映画祭の名前に「世界」を冠する所以となる重要部門で、コンペ部門に次いで注目が高い。

また本作でAKIRAの父親役を演じた奥田瑛二が、コンペ部門の審査員を務めることも発表された。監督しても知られる奥田は、2006年の同映画祭で監督作『長い散歩』が日本映画として初めて最高賞のグランプリを含む3冠を受賞し、今回も「監督」として審査員の任にあたる。なお、世界3大映画祭、4大映画祭と称される同映画祭で審査員を務めるのは日本人初の栄誉である。

残念ながら、AKIRAは音楽活動のため、園監督はハリウッド映画となる次回作の準備のため、モントリオールには参加できないが、世界でも目の肥えた観客が集まると評判の映画祭で本作がどんな反響で迎えられるか、これまで数々の映画が海外で絶賛されてきた園子温監督作品だけに楽しみなところである。

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椎名優衣椎名優衣