「Team of 009 Reliefwork」設立!永井一郎・杉山佳寿子によるトークショー
1964 年の連載開始以来、圧倒的な人気を誇り、今も変わらない支持を受ける名作「サイボーグ009」。
今年は連載開始から45 年を迎え、さらに、千年に一度の2「009」年=「009 YEAR」メモリアルイヤーとして、1968 年版、1979 年版TV シリーズのDVD リリース(7 月21 日発売/東映ビデオ)など、様々な関連企画が進行中です。
つきましては、「サイボーグ009の日」(日本記念日協会認定)となる7 月19 日、記念イベントを開催いたしました。

本イベントは、「サイボーグ009」という作品を通じて世界の様々な問題に警鐘を鳴らしてきた石ノ森章太郎のメッセージを受け継ぎ、石森プロにより設立される、世界の様々な問題に対してアクションや寄付を行う「Teamof 009 Reliefwork」の趣旨に賛同していただいた、音楽、演劇、声優、お笑いといった多方面のアーティストの協力によるチャリティー企画です。

各代表アーティストによる様々なパフォーマンス、「サイボーグ009」記念貨の展示などが行われた会場。009のメモリアルイヤーイベントを祝うべく、多くのファンが集まった。
10月11日に渋谷C.C.Lemon ホールで行われるサイボーグ009YEAR&青二プロダクション創立40 周年記念コラボレーションイベント「原画と朗読で綴るサイボーグ009 の世界」のプレトークショーとして、青ニプロダクションから永井一郎・杉山佳寿子・江川央生が登場し、当時のアフレコの思い出や、10月11日のイベントについて語った。
68 年版で張々湖役を、79 年版でオーディン役を務めた永井氏は「声優としてものすごく忙しい時期だったことをよく覚えています。放送当時に009が伝えようとしていたメッセージはいまも色褪せない。是非また新しいシリーズをやりましょう!」と語った。79年版でフランソワーズ・アルヌールを務めた杉山氏は「思い出いっぱいの作品。キレイどころを演じられてうれしかったことを覚えています。次のシリーズをやられる時は、どんな役でもいいから参加させて頂きたいですね!」と語った。そして、10月11日のイベントでジェロニモ役を演じる江川氏は「イベントではライブ感を楽しんで頂きたい。いまから興奮しています。」とイベントへの意気込みを語った。
お笑い代表パートには、「ホリプロ009」として、ホリプロ所属の人気お笑い芸人:クワバタオハラ、スピードワゴン、X-GUN、ヒデヨシの4 組がコスプレで登場し、「サイボーグ009」の作品中、主人公たちが特殊能力を持ったサイボーグであることから、それぞれの秘めた(?)特殊能力を披露する大喜利や、チャリティーオークションを行った。
「Team of 009 Reliefwork」の趣旨に賛同して結成した愛と平和と笑いのために戦うサイボーグ戦士として結成された「ホリプロ009芸人」。それぞれが持つ特殊能力として、クワバタオハラのくわばたは「男を魅了する力があります!」と力強く宣言。そのおかげで幸せな結婚が出来たと喜びを得意げに語った。X-GUN のさがねは「この場の空気を一瞬に変える特殊能力」として、渾身の一発ギャグを披露。ギャグ披露後、静まりかえる場内にマスコミのシャッター音だけが鳴り響いたことに対し「この会場でシャッターの音がはっきりと聞こえるくらい静かにするくらい空気を変えられるなんて、本当にすごい特殊能力だな」とメンバーから突っ込まれていた。クワバタオハラの小原は「私は、一瞬で涙を流す特殊能力が使えるんです。これで何人もの男を落として来ましたから。」と告白。半信半疑のメンバーたちをよそに「これはホンマにビックリしますよ」とクワバタも太鼓判を押す。「では、お願いします!」という井戸田の合図から、わずか数秒でどんどん涙ぐみ、30秒でボロボロと涙をあふれさせた小原に会場は大拍手。最後にスピードワゴン小沢が「甘い歌声」の特殊能力を披露すべく、79 年版の主題歌である「誰がために」を熱唱。あまりのグダグダっぷりに、すぐに静止されていた。
また、最後には、009にかけて“9円”からスタートするチャリティーオークションを実施。レアアイテムの登場に、ファンは大盛り上がりだった。

CYBORG 009 YEAR 記念 DVD リリース情報
■【初回生産限定】「サイボーグ009 1968」DVD−COLLECTION 税込15,750 円
7 月21 日(火)発売 全26 話 発売元:東映アニメーション 販売元:東映・東映ビデオ
■【初回生産限定】「サイボーグ009 1979」DVD−COLLECTION (全2 巻)税込15,750 円
・Vol.1 7 月21 日(火)発売/1〜25 話 ・Vol.2 9 月21 日(月)発売/26〜50 話 発売元:東映ビデオ 販売元:東映

執筆者

Yasuhiro Togawa