“路上の天使”と呼ばれたシンガーソングライター・川嶋あい。
彼女は「1000回の路上ライブ」、「手売りでのCD発売5000枚」、「渋谷公会堂でのライブ」と、3つの大きな目標を掲げ、渋谷での路上ライブをベースに活動をしていた。生い立ちや、本格デビューするまでの道のりは「本当?作り話じゃないの?」と耳を疑いたくなるようなストーリーである。
その川嶋あいの手記『最後の言葉』をもとに、彼女を見出した青年社長や、サポートした学生スタッフらとの青春群像劇として物語を再構築し、友情、愛、ひたむきに生きる姿勢、そして若者たちの情熱——。これらの普遍的なテーマを、観る人の心の琴線に触れる映像作品に昇華させたのが『8月のシンフォニー』だ。

『8月のシンフォニー -渋谷2002〜2003』
8月22日(土)より、渋谷東急他にて全国公開。

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執筆者

Yasuhiro Togawa