『誰も知らない』『歩いても 歩いても』是枝裕和 監督 最新作
ペ・ドゥナ ARATA 板尾創路
オダギリジョー/高橋昌也 余貴美子 岩松了 星野真里 寺島進/富司純子

是枝裕和監督の最新作『空気人形』が、先月開催されたカンヌ国際映画祭「ある視点」部門正式出品に続き、9月10日から開催される、トロント国際映画祭「マスターズ」部門への正式出品が決定致しました!是枝監督作品としては、『幻の光』(95)以来、全作品が出品されている事になります。今回は実績のある、巨匠とされる監督の作品のみが選出される「マスターズ」部門への出品となり、まさに是枝監督が、本作が世界から注目され高く評価されている証です!!
現状では、本年度トロント国際映画祭、日本映画の中での1番手、唯一の選出となります。

———————————————————————

<トロント国際映画祭> 開催期間(現地時間):9月10日〜19日

ベルリン、カンヌ、ヴェネチアの三大映画祭に匹敵する、北米で最も注目される国際映画祭。
アカデミー賞レースの前哨戦ともいわれ、昨年は、同映画祭でプレミア上映され観客賞(ピープルズ・チョイス・アワード)を受賞した『スラムドッグ$ミリオネア』が、アカデミー賞最多8部門を制覇する等、今後の賞レースを占うのに非常に重要な映画祭です。

「マスターズ」部門・・・過去の実績から、高い評価を受けている監督達の作品のみ選出される部門
同映画祭では最も観客の評価が高かった作品に、観客賞(ピープルズ・チョイス・アワード)が贈られる。
本作『空気人形』も選考の対象。カンヌ映画祭で喝采を浴びた本作が、再び世界へと羽ばたきます!
現地には、是枝監督も渡航予定。みなさま賞の行方にもご注目ください!!

———————————————————————

トロント映画祭出品決定を受けての、是枝監督コメント
<是枝裕和監督コメント>
「5月のカンヌでのワールド・プレミアに続き、北米でのプレミアをトロントという素晴らしい国際映画祭で迎えられることを、たいへん光栄に思います。”マスターズ” という世界中の巨匠たちが集う部門への出品には、まだまだ時期尚早とも感じつつも、この市民に支えられた映画祭で『空気人形』が観客からどのように受け入れられるのか、今から心地よい緊張感を感じています。」

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=47354

執筆者

Yasuhiro Togawa