ジェニファー・ロペス製作×マーク・アンソニー主演
映画・音楽界のスーパースター・ジェニファーが、現代サルサの最高峰シンガーにして現夫のマークと組み、ニューヨリカンの誇りと情熱を注ぎ込んだ夢のプロジェクト!

自分たちのルーツ、ラテン音楽の偉大なアーティストであるエクトル・ラボーの歌を現代に蘇らせたい−−。
『エル・カンタンテ』は、ジェニファー・ロペスのそんな情熱から生まれた映画である。女優・歌手としてショウビズ界のトップに君臨しながら、一貫してニューヨリカン(NY のプエルトリカン)魂にこだわってきた彼女は、自身の制作会社、その名も「ニューヨリカン・プロダクションズ」の第一回作品に本作を選び、エクトル役にサルサ界の若き帝王、マーク・アンソニーを指名。当代随一の歌唱力と表現力を持つ人気歌手にして、ポール・サイモン演出のブロードウェイ舞台やマーティン・スコセッシ監督の『救命士』などに出演する俳優でもあるマークは、エクトルの色気とステージカリスマを完璧に体現し、映画を成功に導いただけでなく、サントラ盤をビルボード・ラテン・チャートで堂々の一位に送り込むという快挙をも成し遂げた。中でも、エクトルの代表曲「エル・カンタンテ」を哀切にじませて歌い上げる場面は、観客にエクトル・ラボーの人となりやクラシック・サルサの魅力を余すところなく伝えてくれる。

2009年7 月、シネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー

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執筆者

Yasuhiro Togawa