映画『いけちゃんとぼく』公開間近!蒼井優さんからのメッセージ!
『いけちゃんとぼく』公開間近!
いけちゃんの声を演じた蒼井優がメッセージ!
──いけちゃんは、弱虫で泣き虫なヨシオのそばにいて、いつも温かく見守ってくれている大切な恋人のような、やさしい母親のような存在。でもその姿はヨシオにしか見えません。ひと夏が過ぎ、ヨシオが少しずつ大人になるにつれて、その姿はいつしか見えなくなっていきます。ある日いけちゃんは、ヨシオに告白します。それはあまりにも切ない告白でした・・・。
泣ける絵本NO.1に選ばれ、日本全国の大人たちを号泣させた西原理恵子の同名絵本『いけちゃんとぼく』の6月20日の公開(角川シネマ新宿ほか全国ロードショー)を前にいけちゃんを演じた女優の蒼井優が、いけちゃんへの思いと、はじめてチャレンジしたキャラクターの声優の経験について語ってくれました。
蒼井優「声優のお仕事は3回目なのですが、キャラクター的なもの声を演じるのは初めてなのでいろいろなことに驚きました。いけちゃんは、出だしではよくわからない物体なので、これに声をあてるのかと思ったし、実写映画になるということにもすごく驚きました。面白い試みをされるんだなと思って。その中でいけちゃんという大事な登場人物を私に任せてくださったことは、すごい光栄なことだしうれしいから、すぐにやりたい! と思いました」
演じる前に原作絵本を読んだ蒼井さんは、「原作の絵本を読んだ時も、これを映画でどう実写化するのかなということと、いけちゃんがどういう風に動くのかな、どういう世界観で、どうなるんだろうって。ワクワクしました」と西原ワールドの映画化に興味しんしん。脚本をもらってから自分の中で具体的に聞こえてきたいけちゃんの声は、とてもやわらかい声だったそうですが、「でも自分が実際にこの声を出せているか分からないから不安で、声の変化にはとても気をつけました。いけちゃんは(主人公の)ヨシオにしか見えない存在だから、いけちゃんとヨシオの距離感で正しい声のボリュームで会話をする時と、ヨシオといけちゃんの距離は遠いけれど心の中で会話をしている時とがあって、そのバランスが難しかったですね」と誰にも見えないけれど、いつもヨシオのそばにいて励ましてくれるという不思議な存在を演じることの難しさを語りました。
映画『いけちゃんとぼく』については「夢もあるし、子供にも見ていただきたいけど、女性に一番見てほしいです。恋愛を経験した女性の心に届くと思います。本当にすてきな恋愛。すごく深い愛を描いた作品だと思います。この映画を観ると、自分の隣にいてくれる人のことをより深く見えるかなって、私は思います。」とメッセージを送ってくれました。
6月20日(土)より 角川シネマ新宿他にて全国ロードショー
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執筆者
Yasuhiro Togawa