『ニワトリはハダシだ』(01年/森崎東監督)、『おそいひと』(04年/柴田剛監督)、『17歳の風景』(05年/若松孝二監督)、『かぞくのひけつ』(06年/小林聖太郎監督)などコンスタントに注目作を生み出しつづけるシマフィルムが企画・製作・配給を担い、『おそいひと』で世界を賛否両論の渦に巻き込んだ柴田剛がメガホンをとり、まったく新しい京都映画が誕生する。

これまでの「京都」という概念を大きくはみ出した、奇想天外&リアルな視線から展開するハイパーアクションムーヴィー!それが『掘川中立売』(ホリカワナカタチウリ)だ!! 

現代の京都の街—突如として、式神vs妖怪の奇妙奇天烈なバトルが勃発した!
世界の「悪意」が妖怪となって跋扈し、妖怪をたたきのめして「悪意」を中和する役割を持つ式神が現れる。
京都特有の迷路的路地や異空間の入り口のような風景が、異次元世界の戦場へと変貌し始める……。

キャストは、関西アンダーグラウンドシーンを牽引するバンド「オシリペンペンズ」のヴォーカル・石井モタコ、山下敦弘作品やケラリーノ・サンドロヴィッチ作品などの怪演で異彩を放ちつづける俳優、山本剛史をはじめ、超個性的な面々が勢揃い。
『かぞくのひけつ』の桂雀々、『仁義なき戦い』の志賀勝、関西限定カリスマリポーター・タージンなどの渋い面々が画面を引き締める。

デヴィッド・リンチを敬愛し、アレハンドロ・ホドロフスキーを心の師と仰ぐ柴田剛が、唯一無二の“マジックリアリズム・ワールド”を今、解き放つ!

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執筆者

Yasuhiro Togawa