笑福亭鶴瓶、初主演作『ディア・ドクター』アカデミー賞への登竜門— モントリオール映画祭コンペ出品決まる!!
『おくりびと』に続き、オスカーなるか!?
6月27日(土)より公開される笑福亭鶴瓶 初主演、『ゆれる』で絶賛された西川美和監督の最新作『ディア・ドクター』が、『おくりびと』と同じ、モントリオール映画祭に出品されることになりました。
落語家の笑福亭鶴瓶(57)が初主演を果たした映画『ディア・ドクター』(西川美和監督)が、第33回モントリオール世界映画祭の「ワールド・コンペティション部門」に選出されることが決定した。同映画祭はカンヌ、ベネチア、ベルリンの世界3大映画祭に次ぐ映画祭。昨年「おくりびと」が、グランプリを受賞し、その後、第81回アカデミー賞外国語映画賞受賞という日本作品初の快挙となったことから、本映画祭への国内外での注目が高まっている。鶴瓶は、初主演となる自身の想いの深い作品で、アカデミー賞への登竜門ともいえる映画祭で世界デビューを果たすこととなる!
【笑福亭鶴瓶のコメント(57)】
日本語の作品が英語に翻訳された上で、海外の人にも理解して評価してもらえるって凄いことだと思う。モーガン・フリーマンに似てるといわれたことがあるので、目標はモーガン・フリーマンかな(笑)。お笑い芸人が俳優として、海外の映画祭のレッドカーペット歩けるなんて夢みたいやね。娘は英語しゃべれるけど僕は全然なんで、英語も勉強しておかんとね。
【西川美和監督のコメント(34)】
一つでも多くの国に、一人でも多くの人に届くようにと、懸命に作った作品です。モントリオール映画祭という素晴らしい場で、世界の人たちにこの映画をつないでいく機会を頂けたことは、ほかに例えよう もないほど嬉しい。笑福亭鶴瓶という人の織りなす圧倒的な人間的魅力を広く世界へ紹介できることも、最高の快挙だと喜んでいます。
【モントリオール国際映画祭・ プレジデント(主宰者)セルジュ・ロジック氏のコメント】
東京滞在中に、「ディア・ドクター」を見て感動した。昨年のグランプリ「おくりびと」につづき、素晴らしい映画を再び日本からモントリオールに招待できることが喜びに堪えない。特に映像の美しさ、鶴瓶師匠の存在感の素晴らしさをここで我々が発見できたことは特筆に値する。
■正式名称:第33回モントリオール世界映画祭「ワールド・コンペティション」部門への出品
■開催日:2009年8月27日〜9月7日
■開催場所:カナダのモントリオール
■モントリオール映画祭とは?
国際Aランクの映画祭で、カンヌ、ベネチア、ベルリンの世界3大映画祭に次ぐ。 (その中でもワールドコンペティション部門は、各国映画祭のメイン部門) さらに昨年の「おくりびと」効果(モントリオール受賞作からアカデミー外国語映画 賞を排出したかたち)で日本はもとより海外においても関係者の間で、映画祭の ネームバリューがさらに高まっている
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執筆者
Yasuhiro Togawa