最新主演作『KNOWING(原題)』が全米初登場NO.1を獲得し、事あるごとにヒット作を飛ばし続けてきたニコラス・ケイジの久々となる本格アクション大作映画『バンコック・デンジャラス』での彼の肉体美が話題を呼んでいる。
今回彼が演じたのは、世界をまたにかける完全無欠の暗殺者、ジョー。自らに課した“殺しのルール”を徹底し、仕事ごとに雇うアシスタントすらも殺す、冷酷なまでの完璧主義者を、その納得の肉体美で見事に演じきった。本作での彼のそそられる肉体は今巷をにぎわしている松田翔太、中村獅童競演の細マッチョのCM(「プロテイン・ウォーター」)にニコラスも競演していないのが不思議なほど。ニコラス・ケイジと言えば1983年のデビュー以来、『ザ・ロック』(96)、『フェイス/オフ』(97)など数々のアクション作品に出演し、10年以上経った今でもその体力は衰える事を知らない。64年生まれの45歳である彼が年齢を全く感じさせない見事なアクションでその鍛え上げられた体を惜しみもなく披露している。銃の握り方にはじまり、アシスタントの始末の仕方などまるで本物かのような暗殺者ぶり。暗殺成功率99%の凄腕の殺し屋という難しい役処をすんなりとこなせるのは彼ぐらいだろう。この映画を見て幻の松田翔太、中村獅童、ニコラス・ケイジというドリームチームのCMに思いを馳せてみるのもいいだろう。

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執筆者

Yasuhiro Togawa