松竹は7日、日本映画を代表するコメディー「釣りバカ日誌」シリーズを次回作で終了すると発表した。
タイトルは、「釣りバカ日誌 20 ファイナル」。公開日は有終の美を飾るにふさわしいお正月興行の時期、12月26日に早々に決定。
1988年のスタートから前作『釣りバカ日誌19 ようこそ!鈴木建設御一行様』までの総動員数は、約2300万人を越え、最後のロケ地には、シリーズ初の北海道に決定した。

西田敏行さん(浜崎伝助役)「いつか浜崎伝助と俳優西田敏行が別れることは分かっていたけれども、やっぱりどんなに覚悟していても、唐突にくる別れへの寂しさは否めません。その思いを上回って余りあるほどのエネルギーで、最後のハマちゃんを演じたい。」
三国連太郎さん(鈴木一之助役)「日本映画界は戦後数十年、混迷の状態が続いていた。その中で「釣りバカ日誌」は、新しい方向性を求めて暗中模索の中で始まった、大きな冒険ともいえる作品だった。スタッフの作品作りに対する誠実さと情熱は、歴史に永遠に残るだろう。これを超えるような作品が、次の世代から生まれることを願っている。」

最後のマドンナには、松坂慶子が決定し、スーさんの亡き親友の娘で、料亭の女将(おかみ)を演じる。
ほかに吹石一恵、塚本高史がゲスト出演することも発表された。
撮影は、5月上旬にクランク・インし、7月上旬にクランク・アップ予定。

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=47514

執筆者

Yasuhiro Togawa