CS 映画専門チャンネル「ムービープラス」では、映画界に多大な功績を残した喜劇王 チャールズ・チャップリンの生誕120 年を記念して、『キッド』や『モダン・タイムス』などチャップリンの代表5 作品を一挙放映します。また、各作品の製作裏話などを盛り込んだドキュメンタリー作品「チャップリン・トゥデイ」も、放映する全作品にあわせて放送します。
チャールズ・チャップリンは、1914 年に役者として映画に出演し、翌年監督デビュー。後世に語り継がれる名作を数多く残しています。2003 年にはドキュメンタリー映画『チャーリー・チャップリン ライフ・アンド・アート』が製作され、現在第一線で活躍するジョニー・デップ、ウディ・アレン、マーティン・スコセッシ、ロバート・ダウニーJr.など、チャップリンを敬愛して止まない映画人たちが出演しています。また昨年の12 月には、多数の未公開資料などからチャップリンの素顔を明かすドキュメンタリーDVD「生誕120 年記念 チャップリンのすべて 魂の翼は今も」が発売されるなど、現在でもその人気は衰えることを知りません。
ムービープラスでは生誕120 年を記念して、「ムービープラス開局20 周年企画 特集:チャップリン生誕120年」と題して下記5 作品を一挙に放映します。

ムービープラス開局20 周年企画 特集:チャップリン生誕120 年
『キッド』 THE KID (1921 年/アメリカ)
■放映日:4 月17 日(金) 9:00〜、1・26 日 58 分
監督・出演:チャールズ・チャップリン
出演:ジャッキー・クーガン、エドナ・パーヴィアンス
生まれたばかりの赤ん坊を拾った放浪者チャーリー。5 年が経過し、成長した子供、キッドはチャーリーの詐欺まがいの仕事を助けるようになる。
貧しくも楽しい生活の中で、2 人は本当の親子以上の愛情で結ばれるが…。
笑いと感動に満ちたチャップリンの秀作。

『チャップリンの黄金狂時代』
THE GOLD RUSH (1925 年/アメリカ)
■放映日:4 月15 日(水) 10:30〜、6・12 日 76 分
監督・出演:チャールズ・チャップリン
出演:ジョージア・ヘイル、マック・スウェイン
ゴールド・ラッシュ時代のアラスカを舞台に、金鉱探しのチャーリーとそれを取り巻く人々を独特のユーモアで描いた傑作コメディ。
空腹のあまり靴を食べたり、崖っぷちの山小屋からの脱出など、有名なシーンが数多く登場する代表作のひとつ。

『サーカス』 THE CIRCUS (1928 年/アメリカ)
■放映日:4 月13 日(月) 10:30〜、5 日 76 分
監督・出演:チャールズ・チャップリン
出演:マーナ・ケネディ、アラン・ガルシア
知らないうちにスリの片棒を担がされたチャーリーは、逃げ込んだサーカスで団長の娘に恋をする。見せ物小屋でのパントマイム、警官に追われてのドタバタ騒ぎ、猿に邪魔されながらの綱渡りなど、チャップリン・エッセンス満載の作品。

『街の灯』 CITY LIGHTS (1931 年/アメリカ)
■放映日:4 月14 日(火) 10:30〜、5 日 90 分
監督・出演:チャールズ・チャップリン
出演:ヴァージニア・チェリル、フローレンス・リー
みすぼらしい服装、定職も住むところもないチャーリーは、その日暮らしがやっと。その彼が、目の不自由な貧しい花売り娘に恋をした。
彼女の目を治すために富豪の男に接近したり、ボクシングの試合で稼ごうと奮闘する。映画史に輝く傑作。

『モダン・タイムス』
MODERN TIMES (1936 年/アメリカ)
■放映日:4 月16 日(木) 9:00〜、19・27 日 94 分
監督・脚本・音楽・出演:チャールズ・チャップリン
出演:ポーレット・ゴダード、チェスター・コンクリン
1930 年代の資本主義社会や機械化を、チャップリン独特の笑いで風刺した喜劇映画の名作。酒場のシーンで一曲歌う以外は一言もセリフを喋らず、コミカルな動きと映像だけで見事にテーマを訴える彼の表現力、センスは70 年以上たった今でも色あせない。

「チャップリン・トゥデイ」 (2003 年)
チャップリン映画の製作秘話や未使用シーンを通して、その笑いの源を探るドキュメンタリー。
すべての作品の「チャップリン・トゥデイ」を、本編放映後に続けて放送します。

ムービープラス
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執筆者

Yasuhiro TogawaYasuhiro Togawa