10月18日から好評上映中の『夢のまにまに』の監督・木村威夫が本作品にて、世界最高齢長編映画監督デビュー“The oldest debut as a feature film director”として、ギネス・ワールド・レコードに認定されました。

木村監督は、1918年4月1日生。1945年『海の呼ぶ声』(伊賀山正徳監督)で美術監督としてデビュー以来、230本を越える作品を手掛けてきました。これまでに3本の短・中編作品は発表していましたが、長編映画は『夢のまにまに』が初監督となります。
岩波ホール公開日10月18日を迎え、90歳207日での記録達成となりました。

<木村威夫監督コメント>
まさか本当にもらえるとは思っておりませんでした。びっくりしております。映画のために、もっともっと命ある限りがんばります。ありがとうございました。

本作品は、木村監督の実体験をもとに描いた作品。認知症の兆候が見える妻と優しく見守る夫・木室夫婦を、長門裕之と有馬稲子が好演し、中高年層が岩波ホールに多く来場しておりますが、90歳で新しいことにチャレンジする木村監督の姿も、この世代の希望になるのではないかと思います。

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執筆者

Naomi Kanno