JAPAN国際コンテンツフェスティバル実行委員会は、2007年に始まった世界最大規模の統合的コンテンツフェスティバル、「JAPAN国際コンテンツフェスティバル(愛称コ・フェスタ)」の “コ・フェスタ2008オリジナルイベント”を今年より新たに開催します。
“オリジナルイベント”は、コンテンツを創造するクリエイターの才能を重視し、その人材育成・交流を図り、またクリエイターの才能を活用する産業界との交流を実現することを目的としたイベント群です。主に表参道周辺エリアを開催地とし、コ・フェスタのコンセプトをより具体的に実行するのが“オリジナルイベント”です。「2008グランドセレモニー」「インフォメーションセンター」「劇的3時間SHOW」「OROCHI!!〜神宮の杜〜」「Cofesta私塾2008〜五彩五夜〜」など10余のイベントを予定しています。
この、“オリジナルイベント”の新設により、今年のコ・フェスタは、「東京ゲームショウ2008」「第21回東京国際映画祭」などの15の“オフィシャルイベント”、「第二回栃木・蔵の街かど映画祭」「クリエイティブ・インダストリー・ショーケースin関西2008(CrIS関西)」など、日本の各地で行われる9つの“パートナーイベント”と合わせ、3つのカテゴリーでさまざまなイベントを開催します。
2回目を迎えるコ・フェスタに、どうぞご期待ください。

★公式HP::http://www.cofesta.jp/

【JAPAN国際コンテンツフェスティバル2008 オリジナルイベント】
1.CoFesta 私塾2008〜五彩五夜〜
9月30日(火)〜10月28日(火) 表参道 RIN
5人の講師による5日間の講義を行います。人とはまったく違ったところに着地できる視点を持った、さまざまな分野の講師を招き、新しい仕事を生み出す発火点と勇気を独自のテーマで語ってもらいます。普段の仕事の中ではなかなか出会えない刺激的なプロフェッショナリズムに触れ、同世代・異業種の人々との交流の中で思いがけない発想が生まれ、育つそんな5日間の“私塾”です。
<講師>(敬称略)
・9月30日(火) 中郡 聡夫 (国立がんセンター東病院上腹部外科医長)
・10月7日(火) 鈴木 幸一 (インターネットイニシアチブ会長)
・10月14日(火) 奥山 清行 (Ken Okuyama Design Offfice代表)
・10月17日(木) 北川 啓介 (名古屋工業大学大学院准教授)
・10月28日(火) 藤原 大 (イッセイ・ミヤケ/クリエーティブディレクター)

2.劇的3時間SHOW
10月6日(月)〜10月15日(水) スパイラルホール
コンテンツプロフェッショナルが一日1名ずつ登場。それぞれが3時間を自由に構成し、自身の成功につながった技術や経験、コンテンツ観などを語ります。憧れのクリエイターやプロデューサーのクリエイティブな感性に直接触れることで、同じ道をめざす若い人々に大いに刺激を与え、ひいては将来の日本のコンテンツ産業を支える人材の育成に貢献します。
<出演者>(敬称略)
・石川 光久 (株式会社プロダクション・アイジー代表取締役社長)
・大宮 エリー (映画監督、脚本家、作家)
・川上 未映子 (作家、ミュージシャン)
・見城 徹 (株式会社幻冬舎代表取締役社長)
・佐藤 可士和 (アートディレクター)
・堤 幸彦 (演出家、映画監督)
・藤村 忠寿 (北海道テレビディレクター)
・FROGMAN (映像クリエイター)
・松任谷 正隆 (音楽プロデューサー)
・リリー・フランキ— (イラストレーター)

3.CoFesta2008 インフォメーションセンター
10月15日(水)〜10月26日(日) 表参道ヒルズ本館1F
会場・日程が異なるCoFesta2008のオフィシャルイベント・パートナーイベント・オリジナルイベントなどの情報を一つに集約し、CoFesta2008の統一的なイメージに基づく情報展開するための情報発信基地です。

4.CoFesta2008 グランドセレモニー
10月16日(木) 表参道ヒルズ本館B3F SPACE[O:]
開催2年目を迎える本年開催のクライマックスイベントとして、コンテンツ業界、政府関係者、各種メディアが一同に会する会期中盤において、CoFestaのインプレッションを最大化すべく、B2Bセレモニーを開催。国際色豊かなゲスト・メディアにも訴えうる普遍的なテーマ「ニューヒューマニズム」を念頭に、人と人との振幅・共鳴が織り成す「楽しく」「華やかな」饗宴をゲストに堪能頂く。

5.最新デジタル映像が開く新世界(仮称)
10月18日(土)〜10月20日(月) 表参道ヒルズ スペース[O]
最新デジタル技術を利用した映像(4k映像、Blu-ray等)、音響(ハイパーソニック・サウンド)の可能性を『AKIRA(Blu-ray版)』、『羅生門(デジタル4k復元版)』など毎日異なる上映プログラムや海外からのゲストを招いたシンポジウムを通して、コンテンツ産業の未来を示す場とする。

6.クロスメディア時代のコンテンツプロデューサー育成にむけて
10月20日(月) 青山 こどもの城 研修室
デジタル化、ネットワーク化により、メディアの融合が進んでいます。本セミナーでは、そうしたクロスメディア時代のコンテンツビジネスに求められているプロデューサーの能力、そして求められるプロデューサーを育成する方法について、教育界・産業界からゲストをお招きし、パネルディスカッションを行います。

7.映像ビジネス・サポートフォーラム2008
10月20日(月) 青山 こどもの城 研修室
映像文化都市づくりを推進する横浜市では、都心部に進出する映像コンテンツ制作企業等への助成を実施しています。本セミナーでは、今後、コンテンツ企業の立地も含めた事業展開がどうあるべきか等について、関係者によるパネルディスカッションを行うとともに、上記助成制度を活用した立地事例等の紹介を行います。

8.第21回東京国際映画祭提携企画
『OROCHI!!』
A NIGHT OF CHAMBARA × ORCHESTRA
10月21日(火) 明治神宮内 神宮会館
虫の声もにぎやかな秋の夕べ、明治神宮の杜の奥で“バンツマ”こと剣戟王・阪東妻三郎の傑作チャンバラ映画『雄呂血』(1925年・二川文太郎監督)をお楽しみいただきます。本作は、日本を代表する無声映画の一本。今回は、作曲家、サキソフォン奏者の清水靖晃がこの映画のために曲を書き下ろし、自ら率いる「清水靖晃&サキソフォネッツ+ロイヤル・アートレス・オーケストラ」(約30人編成)による生演奏を行います。弁士は活弁の枠を超え、声優など様々なジャンルで活躍する若手ホープ坂本頼光。イベントの特別ゲストには、北京五輪フェンシング男子フルーレ銀メダルの太田雄貴迎え、”西洋チャンバラ”フェンシングの技を、オーケストラとのコラボレーションという初めての試みで、北京オリンピック後初めて首都圏で披露します。また、新たに英語字幕を加えたニュープリントを用意。伝統と格式ある神宮の杜で、国際的なイベントとして、日本映画史に名高い傑作を現代的な演出で上映します。

執筆者

Naomi KannoNaomi Kanno