「愛」と「しきたり」の狭間を揺れ動く花嫁の切ない思い─
雲南から届いた純粋な愛の物語

7月にK’s cinema他にて中国雲南省のイ族の結婚のしきたりをめぐり、奔放な花嫁の繰り広げるハートフルなラブストーリー『雲南の花嫁』を公開致します。
公開に際しまして、6月3日、4日にチアン・チアルイ監督の来日が決定しております。監督は四川省の成都出身であり、本作で描かれたイ族は、四川省にも多く居住者がいるということで、5月12日に発生し、記録的な被害となった四川大地震の支援活動を応援するため、以下のキャンペーンを行うことを決定いたしました。

●7月の『雲南の花嫁』公開中、劇場(新宿K’s cinema)内に、募金箱を設置
●興行収入の一部を寄付

→いただいた救援金はすべて、日本赤十字社を通じて被災地救援のために使われます

■チアン・チアルイ(章家瑞)監督
1958年2月2日生まれ、四川省成都出身。四川大学在学中は哲学を学ぶ傍ら、劇団に参加し詩や台本を執筆する。映画の題材を探していた頃、テレビ番組用に訪れた雲南の地に魅了され、『雲南の少女 ルオマの初恋』(02)を制作。ベルリン国際映画祭やモントリオール世界映画祭等で高い評価を集めた。再び雲南を舞台に描いた本作『雲南の花嫁』は長編2作目である。

〜 中国の雲南・イ族の結婚のしきたり 〜
雲南省には中国で最多の25の少数民族が住んでいる。
その中で最も大きいイ族には、「結婚後3年経ってはじめて、夫婦と認められ、同居できる」”帰家”というしきたりがある。夫婦は3年間このしきたりを守り、”帰家”してはじめて身も心も結ばれる。このしきたりは、過去のものではなく、今現在もなお続いている。

監督:チアン・チアルイ『雲南の少女 ルオマの初恋』
出演:チャン・チンチュー『ラッシュアワー3』、『孔雀 我が家の風景』
2005年/中国/91分/カラー/ヴィスタ/SRD/原題:花腰新娘/字幕翻訳:水野衛子/協力:日本中国茶普及協会
後援:中華人民共和国駐日本国大使館文化部/提供:ショウゲート、ワコー、フォーカスピクチャーズ/ 配給:ショウゲート 
公式HP:http://www.yunnan-bride.jp

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