日活は、スティーヴン・ソダーバーグ監督、ベニチオ・デル・トロ主演による、革命家チェ・ゲバラの伝記映画『CHE(原題)』の日本国内の配給権を獲得した。
『CHE』は、『トラフィック』でアカデミー賞監督賞&助演男優賞を受賞したソダーバーグとデル・トロのコンビが“世紀の聖像”、チェ・ゲバラのドラマティックな生き様を2部作、総上映時間4時間28分で描いた超大作。
第1部は、チェとカストロの運命的な出会いから、31歳の若さでキューバ革命を成し遂げるまで、第2部は、ヒーローとなったチェが要職を辞し、ボリビアでゲリラ活動を続け処刑されるまでとなる。
5月14日より開催されているカンヌ国際映画祭で、映画祭たっての希望によりコンペティション部門への出品が決まり、映画祭史上初のインターミッションを入れた一挙上映となる。公式上映のゲストは、監督と主要キャストの他、チェの未亡人と2人の息子が招待されているが、未亡人は「チェの処刑シーンをスクリーンで見ることができないかもしれない」と話している。製作当初から完成が待ち望まれていた同作は、今年のカンヌ国際映画祭において、圧倒的な話題を呼ぶに違いない。
今年はチェ生誕80年にあたり、2009年はキューバ革命政権成立50周年であり、チェ・ゲバラ来日からも50年となるメモリアル・イヤーである。カンヌでは5月21日(水)にグランド・テアトル・ルミュエールで第1部&第2部一挙上映される。
なお、同作は日本ではギャガ・コミュニケーション=日活共同配給で2009年に公開される。

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