≪仙台市による全面支援体制決定!!≫

アスミック・エース配給『重力ピエロ』(来春公開)の合同記者会見が3月25日(火)に仙台市役所で、森淳一監督、荒木プロデューサー、守屋プロデューサー、梅原克彦仙台市長を招いて開催された。

仙台在住の作家、伊坂幸太郎の小説『重力ピエロ』(新潮社刊)の映画化作品が、この春、仙台・宮城ロケにより制作が開始。原作の『重力ピエロ』は、仙台を舞台とした作品で、伊坂の小説が広く世に知られる上での画期ともなった代表作の1つだ。
伊坂原作の映画化作品としては、『アヒルと鴨のコインロッカー』(平成17年度に仙台・宮城ロケにて制作)に続く、2作目の仙台・宮城ロケの作品となる。

韓国の釜山、フランスのカンヌ、イタリアのヴェネチア等、地方都市が映画によって国際的になっているように、いつの日か、仙台で国際映画祭を開催したいという夢を持つ梅原克彦仙台市長。その実現に向けての第一歩として、映画制作支援体制づくりとノウハウの蓄積を図るべく、本作『重力ピエロ』において、せんだい・宮城フィルムコミッション(FC)と共に、関係機関とも協力しながら、いまだかつてないほどの全面的な支援が
決定!

森監督、荒木プロデューサー、守屋プロデューサー、梅原克彦仙台市長から作品に対する想いを市民の方々に伝えた。

<梅原克彦仙台市長コメント>
映画『重力ピエロ』が仙台・宮城で撮影されることを嬉しく思います。
今回、仙台市経済局国際経済観光部観光交流課が中心となり、市役所、関係部署が横断的なチームを組み、せんだい・宮城フィルムコミッションと連携を組みながら全面バックアップする体制を整えました。エキストラを募集したりと仙台市民に関心を持って頂き、市をあげて映画を積極的にPRしていきたいです。
映画産業は色々な切り口で波及効果が大きいものです。アメリカ・ヨーロッパ・中国など世界中を見ても、映画産業で地方都市の割合はものすごく大きいです。仙台の街が映画産業についての蓄積を積み高めていくことは仙台のブランドを高め、将来の映画を含むコンテンツビジネスの非常に大きなものになるでしょう。

<森淳一監督コメント>
約8年ぶりに映画を撮るのですが、ひさびさに原作を読んで「これやりたい!」「映画化したい!」とストレートに思えた作品でした。めぐり合わせだと思いますが、自分のやりたいものと原作の持っている魅力が一緒でした。映画化することが自分でも楽しみですし、必ずいい映画になると思っていますし、とてもワクワクしています。
仙台の印象は何でも揃っている街だと思います。この作品が都心部であり、住宅街であり、自然も山もあるというとても材料の多い内容ですが、ここに来て見渡す限り、その材料が揃っていました。撮影に関してとても安心しています。

<荒木プロデューサーコメント>
昨年春に弊社ラインナップ発表の場で『重力ピエロ』の企画発表をしたところ、全国各地のフィルムコミッションの方々からお話を頂きました。原作のファンの気持ちを一番に思い、仙台市に一番にご相談させて頂きました。その翌日には梅原市長自らが東京まで来ていただき、韓国の釜山、フランスのカンヌなどの地方都市が映画により国際的になっているように、仙台も日本の中でそのようになってほしいと願っているとお話を伺いました。原作ファンの思い、仙台市の熱い思いが今回仙台での映画化決定の経緯です。仙台市民の皆様にもこの映画を自分たちの映画と思って頂いて、共に成長を見守って欲しいです。無事完成した折には、Special Thanksとして市民の皆様のことがきちんと映画に刻まれるようにしていきたいと思います。

<守屋プロデューサーコメント>
今回、ロボットとして仙台の街で映画を撮ることは初めてで非常にワクワクしています。仙台のように撮影する条件が良い場所は、他全国を探してもそうはないと実感していますし、この街ならば間違いなく良い映画が撮れると確信しています。
今までの成功した映画は、地元の方々と製作スタッフとのコミュニケーションがうまくいった時にすごく良い効果を生みました。今回もぜひそのような形で進めたいです。一人よがりでつくるのではなく、市民の方々にお声を掛けながら映画をつくっていきたいと思います。

★2009年春、全国劇場公開

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