≪ＡＴＧとは・・・・・・≫
1960 年代初頭に発足し、非商業的な芸術映画や、メジャー会社を離れてきた監督たちの製作・公開の場として1980 年代まで活動し続けた映画会社ＡＴＧ（日本アート・シアター・ギルド）。現在の日本映画降盛の萌芽ともいうべきＡＴＧの代表作25 本を4 週間にわたり上映いたします。今回の特集上映では、ＡＴＧを象徴する存在である”寺山修司“、傑作揃いの時代劇”、共感を呼ぶ２青春映画“、人間性に迫る重厚な”ドラマ“、そして冒険心が刺激的なアヴァンギャルド”という５つの枠に作品を振り分け、その多彩で鮮烈な作品の魅力に迫ります。さらに、ゲストを招いてのトークショーやライブパフォーマンスなども企画中。ＡＴＧという言葉すら知らない若き世代、これからの日本映画を受け継いでゆく世代に向け、先峰者たちの声をシネマート六本木から発信します！

【概要】
【正式名称】 『東京 六本木 ＡＴＧ 1961-2007 ＡＴＧセレクション 』
【開催期間】 ２００７年１１月３日（土）〜１１月３０日（金） 計４週間
【開催場所】 シネマート六本木 （地下鉄六本木駅）
住所：港区六本木3-8-15 Tel：03-5413-7711

【 料 金 】 当日1３00円／前売り券販売予定

【ゲスト】
・11月3日（土） オープニングゲスト：井筒和幸監督（『ガキ帝国』） ※トークショー予定
・11月8日（木） 田原総一朗（『あらかじめ失われた恋人たちよ』監督） ※ティーチイン予定
・11月10日（土） 向井秀徳（ミュージシャン/ZAZEN BOYS）×森直人（ライター） ※トークショー予定
・11月13日（火） 佐藤忠男（映画評論家） ※トークショー予定
・11月17日（土） 石井聰亙（『逆噴射家族』監督） ※トークショー予定
・11月24日（土） 松本俊夫（『薔薇の葬列』『修羅』監督） ※トークショー予定
・11月29日（木） 大友良英（音楽家） ※ライブ予定

ATG 上映作品 計25 本
■寺山修司
『書を捨てよ町へ出よう』 − 監督：寺山修司 脚本：寺山修司 出演：佐々木英明・斎藤正治
『田園に死す』 − 監督：寺山修司 脚本：寺山修司 出演：菅貫太郎・高野浩幸
『初恋：地獄篇』 − 監督：羽仁進 脚本：寺山修司ほか 出演：高橋章夫・石井くに子
『サード』 − 監督：東 陽一 脚本：寺山修司 出演：永島敏行・吉田次昭
『さらば箱船』 − 監督：寺山修司 脚本：寺山修司ほか 出演：山崎努・小川真由美
■時代劇
『股旅』 − 監督：市川崑 脚本：谷川俊太郎ほか 出演：萩原健一・小倉一郎
『竜馬暗殺』 − 監督：黒木和雄 脚本：清水邦夫ほか 出演：原田芳雄・石橋蓮司
『心中天網島』 − 監督：篠田正浩 脚本：篠田正浩ほか 出演：岩下志麻・中村吉右衛門
『曽根崎心中』 − 監督：増村保造 脚本：白坂依志夫ほか 出演：梶芽衣子・宇崎竜童
『修羅』 − 監督：松本俊夫 脚本：松本俊夫 出演：中村賀津雄
■青 春
『青春の殺人者』 − 監督：長谷川和彦 脚本：田村孟 出演：水谷豊・原田美枝子
『ヒポクラテスたち』 − 監督：大森一樹 脚本：大森一樹 出演：古尾谷雅人・光田昌弘
『ガキ帝国』 − 監督：井筒和幸 脚本：西岡琢也 出演：島田紳助・松本竜介
『家族ゲーム』 − 監督：森田芳光 脚本：森田芳光 出演：松田優作・伊丹十三
『遠雷』 − 監督：根岸吉太郎 脚本：荒井晴彦 出演：永島敏行・ジョニー大倉
■アヴァンギャルド
『逆噴射家族』 − 監督：石井聡互 脚本：石井聡互ほか 出演：小林勝也・植木等
『あらかじめ失われた恋人たちよ』 監督・脚本：田原総一朗ほか 出演：石橋蓮司・桃井かおり
『天使の恍惚』 − 監督：若松孝二 脚本：出口出 出演：古沢健・本田竜彦
『任侠外伝 玄海灘』 − 監督：唐十郎 脚本：石堂淑朗ほか 出演：安藤昇・根津甚八
『薔薇の葬列』 − 監督：松本俊夫 脚本：松本俊夫 出演：ピーター
■ドラマ
『肉弾』 − 監督：岡本喜八 脚本：岡本喜八 出演：寺田濃・大谷直子
『津軽じょんがら節』 − 監督：斎藤耕一 脚本：斎藤耕一ほか 出演：江波恭子・織田あきら
『ＴＡＴＴＯＯ＜刺青＞あり』 − 監督：高橋伴明 脚本：西岡琢也 出演：宇崎竜童・関根恵子
『祭りの準備』 − 監督：黒木和雄 脚本：中島丈博 出演：江藤潤・竹下景子
『廃市』 − 監督：大林宣彦 出演：小林聡美・山下規介

２００７年１１月３日（土）〜１１月３０日（金）までシネマート六本木にて開催

■特集サイト
http://www.cinemart.co.jp/theater/roppongi/atg/index.html

以上