世界を舞台に活躍する国際派俳優・金城武が
死神役で6年ぶりに日本映画に主演!
  
若い世代を中心に男女を問わず、今熱い支持をあつめる作家・伊坂幸太郎の著書の中でも、もっとも映画化を熱望されていた「死神の精度」(文藝春秋刊)が実写映画化されることになった。「死神の精度」は、ミュージックをこよなく愛する死神(千葉)が死の判定対象となる人間と7日間を共にし、死か生かの判定をする、というユニークな設定で展開されるファンタジー。
 
主人公・千葉を演じるのは、「リターナー」(02)以来、6年ぶりの日本映画主演となる金城武。千葉は、常に白い手袋をし、暇さえあればCDショップの試聴コーナーでミュージックに酔いしれる死神…。しかも、彼の行くところ行くところ、いつも雨…。彼は青空を見たことがない。
 
ウォン・カーウァイ監督の「恋する惑星」(94)、「天使の涙」(95)で一躍国際的に注目を集め、アジアだけでなく世界を舞台に活躍し、現在はジョン・ウー監督作品を撮影中である国際派俳優の金城武が、もしかしたら私たちのそばにもいるかもしれない、と思わせるピュアで魅力ある“新しい死神”を演じる。

金城演じる死神と奇妙な関わりをもつ相手役には、「叫」「UDON」「天使の卵」など話題作に出演し着実に映画女優としてキャリアを築くほか、TBS「きらきら研修医」で連ドラ初主演を果たすなど、好感度調査で常に上位にランクされる人気女優・小西真奈美。そして昨年、「フラガール」「寝ずの番」「犬神家の一族」今年に入り「愛の流刑地」と話題作への出演が相次いだ日本映画界を代表する女優・富司純子が決定。
 
監督は、本作が劇場長編映画デビューとなる筧昌也。斬新なアイディアとユニークな映像表現によって制作された「美女缶」(03)が国内外の映画祭で大絶賛され、今後の活躍が期待される次世代を担う映像クリエイターの1人。本作は5月23日神戸でクランクイン。千葉が人間界に姿をあらわす日の天候が雨、という設定のため、はしご散水車を出動させ、連日大規模な降雨ロケを敢行。今後7月まで神戸、都内近郊など全国各地でロケを行う。日本映画史上もっとも雨のシーンが多い作品になるだろう。
  
本作は、製作を日本テレビ放送網株式会社、制作プロダクションを株式会社ロボット、配給をワーナー・ブラザース映画が担当し、2008年春に全国拡大ロードショーされる。

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