東京・神田神保町で建築中の新規映画館「神保町シアター」は、7月14日のオープンに向けて具体的なプログラムを決定した。
神保町シアターは、小学館が地元の振興を願って、かつてこの街にあった映画文化を復活させようとオープンする約100席のミニシアター。今後は小学館等の出資作品や、今回の川本プログラムのような、クラシック作品の特集プログラムを定期的に行う予定。

7/14(土)〜 
◆ロードショー作品「ポケットモンスター ディアルガVSバルキアVSダークライ」
◆イブニングショー「川本三郎編・昭和の映画雑貨店−子供たちのいた風景」
※上映時間については、近日決定いたします。

特集プログラム「川本三郎編・昭和映画雑貨店 —— 子供たちのいた風景」
昭和20〜40年代の日本映画から、評論家・川本三郎セレクションで贈る特集上映。雑誌「サライ」に連載をしていた「映画の昭和雑貨店」。「三丁目の夕日」の世界の様な、懐かしの古き良き日本の子供たちの風景を、描き出した作品をプログラムする。古き良き時代の日本映画の名作の中に、戦後日本人の細やかな生活の息吹を、川本三郎氏の優しい眼差しで選んだ、約10本。イブニングショーで、1日夜1回のプログラムになる。
「手をつなぐ子等」(1948)「にあんちゃん」(1959)「キクとイサム」(1959)「あすなろ物語」(1955)「つづり方兄妹」(1958)「秋立ちぬ」(1960「)「少年」(1969)「警察日記」(1955)「夜明け朝焼け」(1956)「しろばんば」(1962)

小学館が建設中の「神保町シアタービル」(東京都千代田区神田神保町1丁目23番地/地下2階、地上6階)の地下部分に入る。ビルの2階には吉本興業の「神保町花月」が入る。
映画館はデジタルコンテンツ対応。3D上映装置を備え、35㎜フィルムは勿論、PS3の超細密映像まで上映が可能。音響面では5.1チャンネルサラウンドシステムを導入し、THXシアターの認証を取得している。