映画『西の魔女が死んだ』の撮影が、山梨県清里にて 巨大オープンセットを作り、5/25からスタートした。
原作は、梨木香歩の93万部に 達するロングセラー小説「西の魔女が死んだ」(新潮文庫刊)。第44回小学館文学賞 受賞、新美南吉文学賞受賞、児童文学者協会新人賞受賞など話題の賞を独占。著者作品の映画化は今回が初めて。そんな話題作を、『八月のクリスマス』、『死国』の長崎俊一監督がメガホンを取る。

●親日家にしてアカデミー賞主演女優の娘が主演 異色のキャスティング!
主演のイギリス人という設定の”おばあちゃん=西の魔女”を演じるのは、『愛と追憶の 日々』でアカデミー賞を受賞した大物女優シャーリー・マクレーンの娘のサチ・パーカー (51)。マクレーン夫妻は親日家で、生まれた娘に幸子と命名(ハリウッド女優登録名 でサチ・パーカー)したことで有名。サチ・パーカーは日本に11年間の在住経験を持ち、 日本語が堪能で親日家。さらに、孫娘のまい役には、仙台のエージェントに所属する高橋 真悠(まゆ)が大抜擢。期待の大型新人の誕生だ。おばあちゃんの娘でまいのママ役に 女性から絶大な支持を得ている人気女優りょう。まいのパパ役に演技派の大森南朋、おば あちゃんの隣人のゲンジ役に木村祐一、郵便屋さんに高橋克実という期待の配役で挑む。

●おばあちゃんの家が出現!山梨県・清里に一大セット出現!
“西の魔女(おばあちゃん)が住む家”が原作に忠実に再現された。そのセットは、08年 劇場公開時まで清里に保存される。 美術監修に、『スワロウテイル』、『KILL  BILL』、『いま、会いに行きます』、『有頂天ホテル』、『フラガール』など様々 な独特の世界観を見事に手がけてきた日本映画の美術の屈指のクリエイター種田陽平を 迎え、 美術には『マルタイの女』、『アナザへブン』など、美術助手として数多くの 作品に参加し、種田陽平から最も信頼されている若手女性美術監督の矢内京子が手がける。

●少女が聞いた”話”は、子供の心を静かに満たす驚きと愛に満ちた心のファンタジーだった
「西の魔女が死んだ」。その報せを聞いて、中学生のまいとママは急いでおばあちゃんの もとへ向かう。”西の魔女”とはママのママ、イギリス人で日本の田舎に一人で住むおばあ ちゃんのこと。もう学校へは行かないと宣言した孫娘まいは、大好きなおばあちゃんとの 生活を始め、日常生活の手ほどきを受ける。おばあちゃんがまいに教えてくれたことは、 「何でも自分で決めること」だった。喜びも希望も、もちろん幸せも・・・。ある出来事 がきっかけで、まいはおばあちゃんとの間にしこりを残したまま、おばあちゃんの元を 離れることに。2年後、悲しい報せが届いて ・・・

●梨木香歩、初の映像化!
【原作者:梨木香歩】1959年(昭和34年)生まれ。英国に留学、児童文学者の ベティ・モーガン・ボーエンに師事。デビュー作品は「裏庭」で、「西の魔女が死んだ」 (新潮文庫刊)は作者2作目の作品。その他主な作品は「からくりからくさ」、「家守 綺譚」など。映画化されるのは本作が初めて。

2007年9月完成予定─2008年公開予定

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