『夜になるまえに』『バスキア』 ジュリアン・シュナーベル監督最新作

2008年公開予定の『潜水服は蝶の夢を見る(仮題)』が第60回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門へ正式出品されました。

本作品は、脳溢血で身体の自由を失った主人公が、左眼まぶただけを動かして書いた自伝をジュリアン・シュナーベル監督(『夜になるまえに』『バスキア』)が完全映画化した作品です。
世界中で感動を呼び起こした奇跡の実話が、この度カンヌ国際映画祭という舞台でお披露目されることとなりました。

僕は生きている。話せず、身体も動かないが、確実に生きている。
左眼まぶただけを動かし、自伝を書いた、奇跡の感動ドキュメント・ロマン。

ジャン=ドミニクは目覚める。そこは病室。自分が脳溢血で倒れ、運び込まれたことを徐々に思い出す。医者や看護婦がやってくる。だが、おかしい。自分の言葉が通じないようだ。しかも、身体全体が動かない。唯一、動くのは左眼のまぶただけになっていた。つい先日までは、人生を謳歌し、ELLEの編集者として活躍していたのに・・・。これなら死んでしまった方がましだ。しかし、看護婦のサンドリーヌが彼の左まぶたが動くのに気づく。彼の希望は明日へと向かっていく。そしてある日、編集者のクロードがやってきて、自伝を書くように勧めるのだった・・・。
奇跡の実話を『バスキア』『夜になるまえに』の俊英ジュリアン・シュナーベルが完全映画化。フランスが誇る演技派キャストとシュナーベルが激動の人生を活写する、感動のドキュメント・ロマン。

監督:ジュリアン・シュナーベル 『夜になるまえに』『バスキア』
原作:ジャン=ドミニク・ボビー「潜水服は蝶の夢を見る」(講談社刊)
脚本:ロナルド・ハーウッド 『華麗なる恋の舞台で』『戦場のピアニスト』
出演:マチュー・アマルリック 『ミュンヘン』『そして僕は恋をする』、エマニュエル・セニエ 『ナインス・ゲート』『フランティック』
マリー=ジョゼ・クローズ 『ミュンヘン』『みなさん、さようなら』、マックス・フォン・シドー 『マイノリティ・リポート』『野いちご』
イザック・ド・バンコレ 『007カジノ・ロワイヤル』『コーヒー&シガレッツ』、エマ・ド・コーヌ 『恋愛睡眠のすすめ』

2007年フランス=アメリカ/パテ提供/配給:アスミック・エース

2008年 全国ロードショー

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=45665