創立10周年を迎えたワイズポリシーが『ブロークバック・マウンテン』で全世界の映画賞を総なめにしたアン・リー監督の最新作『ラスト、コーション(仮題)』“Lust,Caution/色・戒”の日本配給権獲得に成功!

『ラスト、コーション(仮題) 』“Lust,Caution/色・戒”は、1940年前後の日本軍占領下の上海と香港を舞台に、2人の立場の違う男の間で揺れる女スパイとのスリリングな心理的駆け引きが描かれる。

キャストは、今や国際派俳優としての地位が揺るぎない『花様年華』『インファナル・アフェアー』のトニー・レオン。アジア圏で絶大な人気を誇り、すでに『ムーン・チャイルド』『SPY-N』など映画出演の経験もある、トップミュージシャンの王力宏(ワン・リーホン)。そしてファムファタール的ヒロインを演じるタン・ウエイは、モデルやテレビドラマの演技で賞を受賞するなどの経歴はあるものの、アン・リー監督が一万人の応募者の中から見出した逸材。監督が無名の新人を起用したことで、ポスト・チャン・ツィイーとして、早くも世界の注目を集めている。

アン・リー監督は上海・香港・マレーシアに当時の上海・香港の町並みを再現した巨大セットを組み、緻密な時代考証のもと現在も撮影続行中で、今年4月にはクランク・アップの予定。制作費は約37億円(3000万ドル)に達する。

撮影は『ブロークバック・マウンテン』『21g』のアカデミー受賞撮影監督ロドリゴ・プリエト。原作は『傾城の恋』の張愛玲(チャン・アイリン)の自伝的短編小説「色・戒」。製作は『グリーン・ディスティニー』『HERO』のビル・コン。今秋全米(フォーカス・フューチャーズ配給)・アジア同時公開(日本を除く)が決定している。

日本の公開はまだ未定だが、今年の正月映画を目処に準備をすすめる予定。

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=45486