昨年の１１月２０日アメリカ映画界の至宝、ロバート・アルトマン監督が８１歳でこの世を去ったというニュースは、世界中の映画ファンのみならず、多くの人に哀しい知らせとなりました。彼の業績は、いまだかつて誰もが成し得なかった快挙であり、カンヌ（『Ｍ☆Ａ☆Ｓ☆Ｈ』）、ベルリン（『ビッグ・アメリカン』）、ベネチア（『ショート・カッツ』）と世界３大国際映画祭全てで最高賞に輝き、５回のアカデミー賞監督賞ノミネートを経て、２００６年アカデミー賞名誉賞を受賞したというもの！！
　そんな映画史上、最も敬愛されるべき存在である監督のひとりであった彼の遺作『今宵、フィッツジェラルド劇場で』は、アメリカで現在も放送されている伝説の公開ラジオ歌番組”プレイリー・ホーム・コンパニオン”のライブショウを舞台にしたアルトマンお得意の群像劇。内容はまさに彼の遺言の如く！必見です！

　ストーリーは、３０年以上もの長きに渡り、４３００万人のリスナーを抱えたアメリカを代表するラジオショウ最後の一夜における出演者の人生模様を、ちょっぴり辛口なウィットと粋なユーモアで包んだ別れと再生の物語。メリル・ストリープを始めオールスター・キャストが吹替えなしで歌を披露する圧倒的なライブ感は、観るものの心を揺さぶり、生きることの素晴らしさを私達に伝えてくれます。

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監督：ロバート・アルトマン
出演：メリル・ストリープ
　　★本年度アカデミー賞主演女優賞ノミネート！（『プラダを着た悪魔』）

その他、ハリウッド豪華スターが巨匠のもとに大集結！！
リリー・トムリン、リンジー・ローハン、ギャリソン・キーラー、ウディ・ハレルソン、トミー・リー・ジョーンズ、ケヴィン・クライン、ジョン・Ｃ・ライリー、ヴァージニア・マドセン
2006年/アメリカ/1時間45分/カラー/ドルビーデジタル/ヴィスタ/原題:A PRAIRIE HOME COMPANION/配給:ムービーアイ
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３月３日（土）より
銀座テアトルシネマ、Bunkamuraル・シネマ他にて全国ロードショー

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