日本映画の独立系プロダクション56社の協同組合である、協同組合日本映画製作者協会(所在地:東京都港区、代表理事:新藤 次郎)がもっとも将来性のある新人監督に与える『新藤兼人賞』、最優秀プロデューサー賞『SARVH賞』の受賞者が決定した。

今年で11回目を迎える『新藤兼人賞』は、プロデューサーのみが選ぶ独特な新人監督賞として業界内にも定着して参りました。
「この監督と組んで仕事をしてみたい」つまり、プロデューサーとして「今後この監督に映画を作らせてみたい」という観点で選ぶ、他の映画賞とは全く違う観点と基準で選ぶ日本で唯一の新人監督賞です。

日本のインディペンデント映画の先駆者である新藤 兼人監督の名前をいただき、新藤 兼人監督が自らデザインされたトロフィーと共に、副賞として、金賞には100万円、銀賞には50万円が授与されます。

◆過去の受賞者
2002年度
 金賞:『ハッシュ!』/橋口 亮輔監督
 銀賞:『蛇いちご』/西川 美和監督
2003年度
 金賞:『BORDER LINE』/李 相日(リ・サンイル)
 銀賞:『ジャンプ』竹下 昌男監督
2004年度
 金賞:『いま、会いにゆきます』/土井 裕泰監督
    『チルソクの夏』『半落ち』/佐々部 清監督
2005年度
 金賞:『真夜中の弥次さん喜多さん』/宮藤 官九郎監督
 銀賞:『運命じゃない人』/内田 けんじ監督

◆過去の受賞者及びその他詳細
http://www2.odn.ne.jp/jfma/shindokekka06.htm

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本年度公開された作品の中から選考するという事で100作品以上が新人監督作品に該当し、5名の審査員による選考は長く白熱した議論となりました。
おかげさまで本賞を授賞するに相応しい監督二名を選ぶ事ができたと思います。

そして、その年度において優秀な作品の完成に大きな貢献を果したプロデューサーまたは企画者、すなわち「本当の意味でその作品をプロデュースした」と認められるものに授与される年間最優秀プロデューサー賞『SARVH賞』(サーブ賞)は、社団法人私的録画補償金管理協会からトロフィーと賞金100万円が贈られます。(2005年度受賞:李鳳宇プロデューサー「パッチギ!」)

◆受賞者
 新藤兼人賞 金賞(トロフィーと賞金100万円):
         マキノ 雅彦監督/『寝ずの番』
 新藤兼人賞 銀賞(トロフィーと賞金50万円) :
         荻上 直子監督/『かもめ食堂』

 SARVH賞     (トロフィーと賞金100万円):
        渡辺 謙エクゼクティブ・プロデューサー/『明日の記憶』

http://www2.odn.ne.jp/jfma/