ユーロスペースのお正月映画「合唱ができるまで」の初日が12月23日(祝・土)と決定!!

公演を目指す合唱団の情熱に満ちた練習を追ったドキュメンタリーである本作は、映画自身がまるで音楽そのものに変化したかのように観客の心にしみこむという奇跡を可能にし、音楽に本来備わっていたはずの尊厳と栄光を思い起こさせてくれます。“歌いたい!”指揮者とアマチュア合唱団の思いがひとつになって、ひとりひとりの歌声が“合唱”となり共鳴を呼び心に響く、これまでにない音楽ドキュメンタリーがここに誕生しました!

「この映画の中で我々の目の前に生まれる美、それはほぼ途切れることなく響き渡る音楽である。そして音楽が途切れる瞬間も、
また、非常に美しい。」 
—ユマニテ紙

「美しく繊細な作品。段階を経るごとに歌声が調和していき、美しさとともに、宗教から独立した芸術という領域に、宗教の賛美に似た喜びが生まれる。これらの複雑な変化や“合唱の変貌”は、作品に感動のエネルギーや力強さをもたらすリズムを与えている。」 —ル・モンド紙

パリ13区。週に1度、総勢100名のアマチュア合唱団のメンバーたちが集まり、女性指揮者クレール・マルシャンのもと、教会でのミサ・コンサートに向けてリハーサルに励んでいる。日々仕事に追われる大人。あどけなさの残る子供たち、青春を謳歌する10代の若者、余生を楽しむ老人たちまで。一人一人の声が旋律を奏で、ハーモニーとなり、「音楽」へと昇華されて行く。人目に触れる事のない合唱団の練習風景を、オーディションからユニークな発声トレーニング、ラストのコンサートに至るまで団員たちの成長を通し、その努力の過程と音楽の素晴らしさを描く感動のドキュメンタリー。

監督:マリー=クロード・トレユ/撮影:ピエール・ストウベール/録音:イヴ・ズロトニッカ/編集:カディシャ・バリア/
出演:クレール・マルシャンとパリ13区立モーリス・ラヴェル音楽院 合唱団/製作:レ・フィルム・ディシ
2004/フランス/35mm/カラー/ビスタ/DTS SR/98分/原題:Les métamorphoses du choeur(「コーラスの変貌」)/

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