ガエル・ガルシア・ベルナル主演『キング 罪の王』 11/18(土)公開!

第58回カンヌ映画祭 「ある視点」 部門正式出品
第15回フィラデルフィア映画祭 最優秀アメリカン・インディペンデントフィルム賞受賞
第49回ロンドン映画祭 正式出品

懺悔しよう、愛のために。

エルビスは海軍を退役し、まだ見ぬ父デビッドに会うためテキサスの小さな町を訪ねる。しかし今は裕福な牧師として新たな生活を営むデビッドにとって、突然現れた息子は汚れた過去を象徴する存在だった。拒絶されたエルビスは、父の娘すなわち自らの妹であるマレリーに接近する。
二人の禁じられた関係は急速に深まり、デビッドが築いた完璧な家庭は忌まわしい悲劇の舞台に変貌する…。

最悪のタブーを冒すアンチヒーロー、エルビスを、美しくも空虚、そして暴力性を秘めた表情で演じるのは、『アモーレス・ぺロス』でスクリーン・デビュー以来、『バッド・エデュケーション』『モーターサイクル・ダイアリーズ』など話題作のタイトルロールを次々にこなし、最近ではマット・デイモン主演『ボーン・スプレマシー』続編の悪役候補にも挙がったラテン系No.1俳優、ガエル・ガルシア・ベルナル。英語圏映画初主演にして、この難役をキャリア最高の演技で見せる。因縁の父を4度のアカデミー賞候補を誇る名優ウィリアム・ハートが、その妻を『マルホランド・ドライブ』のローラ・ハーリングが演じ、緊密なドラマを支える。マレリー役には”第二のスカーレット・ヨハンソン”との呼び声高い新鋭ペル・ジェームズ。そして、『チョコレート』でアカデミー賞オリジナル脚本賞候補となった若き鬼才ミロ・アディカと、ドキュメンタリー界で数々の受賞歴を持つイギリス出身の監督ジェームズ・マーシュの若きコンビが、「オイディプス王」「カインとアベル」を思わせる古典的な筋立てを、アメリカ的幸福に潜む偽善をえぐる現代の寓話へと見事に昇華させた。さらに、ドリー・パートン、ボブ・ディランらの名曲が随所に流れ、アイロニカルなストーリーテラーの役割を果たしている。

2005年/アメリカ映画/105分/カラー/35mm/シネマスコープ/ドルビーSRD/
原題:The King/ (c) 2005 Corpus, LLC All rights reserved.

出演:ガエル・ガルシア・ベルナル(『バッド・エデュケーション』『モーターサイクル・ダイアリーズ』)、ウィリアム・ハート(『ヒストリー・オブ・バイオレンス』)、ローラ・ハーリング(『マルホランド・ドライブ』)、ペル・ジェームズ(『ブロークン・フラワーズ』)、ポール・ダノ(『リトル・ミス・サンシャイン』)

監督:ジェームズ・マーシュ 
脚本:ジェームズ・マーシュ、ミロ・アディカ(『チョコレート』)
提供:プレシディオ、メディア・スーツ 
協力:メディアファクトリー

配給:メディア・スーツ

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