日本を代表するアーティスト、Mr.Childrenが、2007年新春公開の映画『幸福な食卓』
(配給:松竹)の主題歌に、ヒット曲「くるみ」を新たにアレンジし直して楽曲提供したことが18日(月)に発表となりました。

この楽曲「くるみ」の新たなレコーディングは、試写会で映画を見た音楽プロデューサー・小林武史氏(47)とメンバーが、「くるみ」のもつ歌詞と映画の内容がぴったり合致したと感動し、自ら申し出て実現。Mr.Childrenのような日本を代表するアーティストにとって旧曲の再録は異例のこととなりました。

「くるみ」は、人は傷つき、何かを失っても、それでも前に進まなければならないという内容を歌ったバラードで、2003年11月に「掌」と両A面シングルで発売され、CMソングにも使われて大ヒットし、その後も、メッセージ性の強い歌詞で多くのファンの支持を受け続ける楽曲です。

旧「くるみ」は、ドラムのビートからはじまり、バンドサウンドを意識した演奏となっていますが、新生「くるみ」は、小林氏が自ら奏でる静かなピアノから始まり、ボーカルの桜井和寿氏(36)が静かに感情を込めて歌い、全く違った世界観を創り出した”新生”「くるみ」。桜井氏自身が、歌う最中に思わず声に出てしまったという「くるみ」という声も入っています。

これにより、新生「くるみ」が流れる本作品のクライマックスでは、”ミスマガジン2005″の北乃きい演じる主人公・佐和子が土手を歩くというシンプルなシーンにも関わらず、「出会いの数だけ別れがある…」という歌詞そのものが、みるものの心に深く染み入り感動する名シーンとなりました。

小林武史氏は新曲を「くるみ-for the Film-幸福な食卓」と命名。本作品の制作プロデューサー・小滝氏は「今回の仕事で、いいものはいつも新しい、ということをまざまざと見せてもらった。」と感激しています。

映画『幸福な食卓』について
小説として幅広い人気と高い評価を集めるのみならず、これほどまでに映画化が待ち望まれた作品が、かつてあったでしょうか? 「父さんは、今日で父さんを辞めようと思う」───。

何気ない朝食の食卓で、突然「父さん」が口にした意外な一言。バラバラになりかけたひとつの家族が、そこからやがてゆっくりと再生していく姿を、切なくもやわらかな空気感で綴った話題の小説「幸福な食卓」(講談社刊)。気鋭の作家、瀬尾まいこは、この作品で第26回吉川英治新人文学賞を受賞。日々の暮らしの中のささやかな心の揺れ、温かな視線を注ぐその独自の世界は、広い層の読者から愛され、今彼女の描く全ての作品に映画化のオファーが寄せられているといいます。そしてその中の最高傑作であり、最も映像化に期待の集まる作品がこの『幸福な食卓』なのです。主人公、佐和子役に、数多くのオーディション参加者の中から北乃きいを抜擢。
その恋人役には、映画『亡国のイージス』で鮮やかな存在感を放った勝地 涼。また、俳優として目覚ましい活躍を見せる平岡祐太。ドラマからバラエティまで、幅広いフィールドで活躍中のさくら。
更には、多彩な作品に出演し変わらぬ人気を保ち続ける、石田ゆり子。映画、ドラマはもちろん、舞台でも俳優として高い評価を得る羽場裕一ら、個性豊かなキャストが集結。

そして全編を彩る音楽は、日本を代表するヒットメーカー、小林武史が担当。Mr.Childrenがこの映画のために新たにレコーディングし直した名曲「くるみ」が、主題歌として鮮烈な、そして瑞々しい印象をスクリーンに残します。
切なくて、やさしくて、”こころにふわりと響く”家族の物語───『幸福な食卓』。

スタッフ&キャスト
出演:北乃きい 勝地 涼 平岡祐太 さくら 羽場裕一 石田ゆり子
主題歌:Mr.Children「くるみ-for the Film-幸福な食卓」
原作:瀬尾まいこ(講談社刊) 脚本:長谷川康夫 音楽:小林武史 監督:小松隆志
製作:「幸福な食卓」ASSOCIATES 配給:松竹

映画「幸福な食卓」公式HP www.ko-fuku.jp
公開:2007年新春東劇ほか全国ロードショー

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