いよいよ、9/16(土)〜22(金)にかけて「第3回スペイン・ラテンアメリカ映画祭」が開催されます。2005年、2006年製作の最新のスパニッシュムービー11本を日本初上映いたします。
地理的な多様性のみならず、エネルギッシュな台詞や脚本、またインディペンデント映画ならではの個性あふれる作品のセレクションとなりました。ぜひ、お楽しみ下さい。

↓スケジュールは下記サイトをご覧下さい。
http://www.hispanicbeatfilmfestival.com/

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下記日程でスペシャルゲストとして各国から3人の監督をお招きして、スパニッシュムービーの現状や作品の制作について語りあうトークショーを行います。入場は無料となりますので、お誘いあわせの上、ご参加下さい。
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日時:9月18日(月・祝)開演21:00〜
場所:アミューズCQN 2
登壇者:ホルヘ・ナランホ監督 『ドラマメックス』
     マリアナ・チャフン プロデューサー 『マデイヌサ』
     ロドリゴ・モレノ監督 『ボディーガード』
※入場は無料です。内容は変更になる可能性があります。
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<ゲスト関連作品の概要>

『ドラマメックス』 <メキシコ>
監督:ヘラルド・ナランホ 製作:ガエル・ガルシア・ベルナル、ディエゴ・ルナ 

退廃的な町アカプルコを舞台に、ある晩、繰り広げられる3つのストーリー。
自殺を考える一人の男性。それまでの人生から逃げ出してきた15歳の少女。
悲劇的な別れの後に再会する若い男女。フラフラとさまよいながらも頑固で、失敗しては傷ついてしまう彼ら。その晩、そんな彼らの人生がガラッと変わってしまう。また、出来事をさまざまな側面から目撃する我々観客の認識をも変えてしまう、混沌とした男女の物語。
2006年カンヌ映画祭コンペティション出品。『バッド・エデュケーション』のガエル・ガルシア・ベルナル、『ターミナル』のディエゴ・ルナがプロデュースした話題作。
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『マデイヌサ』  <ペルー> 監督:クラウディア・リョサ

マデイヌサはペルーの人里はなれた山奥の村に住む少女。
その村は聖週間を変わったやり方で祝う風習がある。
聖金曜日から復活の日曜日まで、村中でやりたい放題できるのだ。
というのも、その期間には罪が存在しない。神が死んでいるので、お咎めなしというわけだ。つまり、どんなことも受け入れられ罪にはならないのである。
マデイヌサと妹と村長の父親はこの風習を今も守っている。
今年は都会から1人の若者がやって来てからというもの、すべてが変わってしまったように見え…。マデイヌサは若きファム・ファタルであり、犠牲者であり、戸惑う思春期の少女であり、はたまた、たちの悪いジュリエットであり、純潔の聖母である。
今年ペルー映画で最多の賞を受賞した作品。
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『ボディーガード』 監督:ロドリゴ・モレノ <アルゼンチン>

ボディガードの仕事は大臣を常に見守ることである。大臣が車から出ると、彼もあとに続き、大臣が左へ曲がると、彼も後に続く。大臣がうたた寝するときは、その寝姿を見守る。常にその場にいなくてはならないが、その存在を主張してはならない。そう、まさに影のように。
予定も来客も知らされることがないので、彼は状況がまったく把握できない。
自分が主人公であるはずの実人生においても同じ。
彼の孤独な人生に寄り添うのは、武器や自らの体を売って暮らす情緒不安定な姉と姪。これらすぺてを巻き込んでいく抑圧が最後には爆発する。
2006年ベルリン映画祭アルフレッド・バウアー賞受賞作品。
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公式サイト http://www.hispanicbeatfilmfestival.com/

主催:アルベルト・カレロ・ルゴ  
協力:スペイン大使館、バルタサル・グラシアン財団、メキシコ大使館コナクルタ
(メキシコ政府文部省)、
    メキシコ政府外務省  
後援:朝日新聞  
協賛:アルゼンチン大使館、ペルー大使館、チリ大使館、ウルグアイ大使館、
    ドミニカ共和国大使館、ブラジル大使館、ICAA