8月13日(日)台北国際会議中心にて、今年度最も注目を浴びているドラマ『ザ・ホスピタル』のチャリティ・イベント&記者会見が行われました。マスコミは日本をはじめ、香港、中国、台湾、マレーシア、シンガポール、インドネシア、フィリピン、タイ、など9カ国におよび、地元のTV、新聞などでも大きく取り上げられ、作品への注目度の高さが証明されました。

台湾ドラマ史上最高額の製作費を投じた「ザ・ホスピタル」は、元医師の原作者ホウ・ウェンヨンのベストセラー小説を「流星花園〜花より男子〜」で知られるヒットメーカー、ツァイ・ユエシュン監督がドラマ化。大学病院内での権力闘争を軸に、愛と欲望の骨太な人間ドラマが描かれる。30人を超える登場人物のなかでも、若く誠実な天才外科医を、現在日本における華流のトップバッターとして大人気のF4(エフフォー)のジェリー・イェン(「流星花園〜花より男子〜」主演)が演じるということで日本でも話題沸騰。地元台湾以外にも、香港、韓国、中国などアジア各国、オーストラリア、カナダなどからジェリーの熱烈なファンが参加。日本からもツアーを組んだファン500人が駆けつけ、会場前で派手な応援合戦を繰り広げた。

イベントに先立ち12時半より行なわれたレッドカーペットには総勢24人のキャストとツァイ監督が登場。ドレスアップしたスターたちにファンは大歓声をあげた。
イベントは14時スタート。陶子の愛称で親しまれる人気タレント陶晶宝が白衣姿で登場。キャスト全員が華やかに紹介されたあと、この日のために編集された約53分の特別編の上映会がスタート。迫力に満ちた映像に場内からはときおり感嘆と驚きの声も。
試写終了後、感想を求められたジェリーは「このドラマに出演するチャンスを与えてくれた監督に感謝したい」と一言。舞台を去るとき監督、ジェリー、ジェリーのライバルを演じたベテラン俳優レオン・ダイが抱き合い、監督が泣くというハプニングもあった。
15時40分、チャリティ・オークションがスタート。サイン入り原作本に始まり、写真集、聴診器などドラマゆかりの品々が出品された。最高額の30万元(約105万円)がついたのはジェリーが実際に撮影で使用した白衣で、日本人のファンが落札。今回のチャリティは福祉団体、世界展望会(ワールドビジョン)を通して、世界の飢餓を救うための活動に寄付された。
最後は人気デュオ動力火車(パワーステーション)が挿入歌を熱唱。再び舞台のキャストが勢ぞろいしてイベント終了の挨拶。その後、別室にて各国のプレスに向けて記者会見が行なわれた。
「ザ・ホスピタル」は台湾では8月15日(火)夜8時より中視TVにてスタート。日本での放送は未定。