『時をかける少女』第39回シッチェス国際映画祭アニメコンペティション部門正式出品決定!
作家・筒井康隆の名作「時をかける少女」(角川文置刊)は、発表以来40年にわたり、TVドラマ、映画など、その時代を反映した物語としてこれまで6度映像化され、その時ごとのヒロインを生んできました。そして2006年,初めてアニメーション化され、17歳の新たなヒロインが新たな物語とともに時代をかけ抜けます。
本作が10月6日よりスペインで開催される第39回シッチェス国際映画祭アニメコンペティション〈ANIMA’T)部門に正式出品されることが決定しましたので、ご報告いたします。この映画祭は、エンターテイメント性と作家性を兼ね備えたファンタジー作品を重視した歴史ある国際映画祭で、過去日本からは『妖怪大戦争』、『スチームポーイ』、『ファイナルァアンタジーⅦアドベントチルドレン』などが出品されています。会期は10月15自まで、各賞の発表は最終日。以下、出品決定を受けての関係者のコメント。
●細守監督(38)「とても嬉しい。国境や人種を超え誰が観ても楽しめるエンターテイメント作品と評価されたことが出品につながったと受け止めている。海外の観客層の反応が今からとても楽しみ」
●原作・筒井康隆氏(71)「かわいい娘が初めて海外旅行に行く、といった気持ちです。『せっかくだから1等賞を獲ってきなさい』と声をかけてやりたい」
●角川書店・渡邊隆史プロデューサー(47)「二代目「時かけ」世界を駆ける。筒井康隆先生と、作品を見ていただいた方の熱心な支持があればこその吉報。感謝します。」
7/15に公開され・2週自・3週目・4週目と尻上がりで動員数を伸ばし、異例の大ヒットとなった本作、当初都内1館だけの上映が、平日も含め連日満席状態が続き、急遽拡大公開が決定。「切なく、さわやか」「泣けた」と絶賛の口コミが広がり、SNSの代表格であるMixi(ミクシイ)でも、本作に言及した日記が1週間で3000件を超す賑わいとなっている。YAHOO!ムービー作品ユーザーレビューでも、夏休みの大作を押しのけ、満足度第1位を獲得(8/17現在)。この現象が「興行夏の陣、単館異例の快挙」として新聞、テレビ、ネットなどで取り上げられ・さらに注目を集める。劇場では上映後拍手が起こることもしばしばで、エンドロールが終わるまで席をたつ人がほとんどいないのも特徴。:コアなファンから火がついた本作の客層は、学生グループや20代のカップルらを中心に・下は小学校高学年、上は往年の「タイムトラベラー」や原田知世主演『時をかける少女』を懐かしむ40〜50代までと広がりを見せ、いまやデートムービーかつファミリームービーへと変化している。