先日、絵画史上最高額で取引されました「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像Ⅰ」が話題となったグスタフ・クリムト。ともに遺族から返還され、その行く末が様々な憶測を呼んでいたクリムトの残る絵画4点が、この度、競売会社クリスティーズ(ニューヨーク市)の仲介によって売却されることが8月7日に発表されました。オークションにかけられるのは「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像 Ⅱ」「樺林」「リンゴの木 Ⅰ」「ウンテラッヒの家々」。 金箔をふんだんに使った「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像 Ⅰ」に比べ、「Ⅱ」はクリムトらしい色彩の豊かな作品で、その他はいずれも風景画です。ニューヨークタイムズ紙の予測するところでは、これら4作品は合わせて1億ドル(約115億円)の値がつくのではないかとのこと。

映画『クリムト』:http://www.klimt-movie.com

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