ニコール・キッドマン主演、ジョナサン・グレイザー監督作品『記憶の棘』は、NYのアッパー・イースト・サイドを舞台に繰り広げられる、輪廻をめぐる切ない愛のミステリー。

 10年前に愛する夫ショーンを失った美しい未亡人アナ(ニコール・キッドマン)は、心の傷を癒すまで何年も待ち続けてくれた男性ジョゼフと婚約する。そんなアナの前にある日、見知らぬ10歳の少年が現れこう告げる──「ぼくはショーン。君の夫だ」と。

 最初は子どものいたずらだと思っていたアナは、夫だけしか知らないはずの秘密を語る少年ショーンの言葉に動揺する。見かけはあどけない少年でありながら、大人の男性のような愛と情熱を秘めたまなざしでアナを見つめるショーン。
 夫を亡くした胸の痛みを、長い時が過ぎても決して忘れ去ることができなかったアナ。ショーンは本当に夫の生まれかわりなのだろうか? そして彼女が知る衝撃的な事実とは── 。

 美しく華奢なうなじを見せた大胆なショートヘアで今までのイメージをがらりと変え、夫の生まれかわりだという少年の出現に心が揺れ動くアナを演じるのは、『めぐりあう時間たち』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したニコール・キッドマン。彼女は、本作の胸に迫る演技でゴールデングローブ最優秀女優賞にノミネートされた。少年ショーン役は、『X-MEN』最新作や『ウルトラヴァイオレット』などの出演作が今年続く注目のカナダ人子役キャメロン・ブライト。ハリウッドの伝説的女優ローレン・バコールもニコールの母親役で脇を固める。

 監督・脚本はジャミロクワイやレディオヘッドなどのミュージック・ビデオで知られる音楽界の天才的映像クリエイター、ジョナサン・グレイザー。
 共同脚本は『存在の耐えられない軽さ』でアカデミー賞脚色賞にノミネートされたジャン=クロード・カリエールと、『チョコレート』で脚本賞にノミネートされたマイロ・アディカ。

今秋 日比谷シャンテ シネ・新宿武蔵野館 ほかにて 全国ロードショー!

監督:ジョナサン・グレイザー
(ジャミロクワイ “Virtual Insanity”/レディオヘッド”Street Spirit” などのPVを手がけた音楽界の鬼才)
共同脚本:ジャン=クロード・カリエール(『存在の耐えられない軽さ』アカデミー賞脚色賞ノミネート)
    :マイロ・アディカ(『チョコレート』アカデミー賞脚本賞ノミネート)
撮影監督:ハリス・サヴィデス(『エレファント』『ラストデイズ』)
キャスト:ニコール・キッドマン
     (『めぐりあう時間たち』アカデミー賞主演女優賞受賞/『ムーラン・ルージュ』)
     キャメロン・ブライト
     (『ウルトラヴァイオレット』/『X-MEN: THE LAST STAND』)
     ローレン・バコール (『ドッグヴィル』)
     ダニー・ヒューストン(『ナイロビの蜂』)
     アン・ヘッシュ(『6デイズ/7ナイツ』)
     ピーター・ストーメア(『ブラザーズ・グリム』)

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