2007年公開予定の役所広司が出演するハリウッド超大作『バベル(原題)』が昨日20日(木)カンヌ国際映画祭にコンペティション部門にて正式出品されることが決まりました。
本作は、人間の愚かさの象徴である聖書の中の「バベルの塔」のエピソードをモチーフに、『21グラム』の鬼才アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥがメガホンを取り、ブラット・ピット、ケイト・ブランシェット、ガエル・ガルシア・ベルナルという豪華出演陣の中で、日本からは役所広司が出演と早くも話題沸騰の期待作です。現代のアメリカ、メキシコ、モロッコ、そして日本と世界4カ国を股にかけ、それぞれの壮大なエピソードが繰り広げられます。
そしてこの度、『バベル』が2006年度第58回カンヌ国際映画祭にコンペティション部門として正式出品されることが決定し日本からは本作主演の役所広司がカンヌ映画祭に出席することになりました。
日本人俳優陣の世界での活躍が目覚しい近年、日本を代表する俳優役所広司が初めて本格ハリウッド超大作でカンヌ映画祭に出席することと併せ本年度カンヌ国際映画祭最大の話題作『バベル』が初お披露目になります。

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■カンヌコンペ出品決定を受けて、役所広司さんからコメントをいただきました!
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アレハンドロ監督作品のファンとしては、今回「バベル」に出演できたことは素晴らしい経験でした。
台本の段階から普遍的な名作映画になると感じていました。
カンヌ映画祭からスタートして、この映画は世界中の人々に感動を与えると思います。コンペ出品決定の報告を監督からEメールで貰いました。
「タキシードを洗濯に出しといて!」と。      役所広司

<<<役所広司プロフィール>>>
生年月日:1956年1月1日(50歳)
出身地:長崎県諫早市
97年カンヌ国際映画祭パルムドール賞受賞作品『うなぎ』で主演。
また、『CURE』で97年東京国際映画祭最優秀主演男優賞を受賞。
今や日本映画界に欠かせない実力派。カンヌへは出演作で『ユリイカ』、『赤い橋下のぬるい水』『うなぎ』に続き4度目の参加。

[作品紹介]  
舞台となるのはアメリカ、メキシコ、モロッコ、そして日本。世界4カ国で偶発的に起こる事件が、密接に絡み合いながら一つの未来に向かって加速する、壮大なスケールで描かれるヒューマン・ドラマである。脚本にはイニャリトゥの長年の相棒であり、『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬 』で昨年度カンヌ映画祭脚本賞を受賞したギジェルモ・アリアガ。そしてブラット・ピットを始め、「彼の映画なら」と集まった豪華キャスト陣が終結!来年一番の話題作になること間違いない。

■キャスト
●ブラッド・ピット『トロイ』『オーシャンズ12』
●ケイト・ブランシェット『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ
●ガエル・ガルシア・ベルナル『モーターサイクル・ダイアリーズ』
             『バッド・エデュケーション』
●役所広司『うなぎ』『ローレライ』『SAYURI』

■スタッフ
●監督:アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ『アモーレス・ぺロス』
   『21グラム』

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2007年全国東宝洋画系ロードショー(全米2006年公開予定)
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