トム・クルーズ主演による『M:i』シリーズでは、毎回ティーンから20代の若者を中心に人気があるアーティストをテーマ曲担当に起用し、映画における主題歌の話題とアルバムの売上の双方で成功を収めているが、最新作の『M:i:III』のテーマ曲をヒップホップ・アーティストのカニエ・ウエストが手掛けることが決定した。

1996年の『ミッション:インポッシブル』では、人気ロックグループ“U2”のメンバー、ラリー・ミューレン&アダム・クレイトンがリミックスしたサントラが、当時サントラとしては驚異的な13万2000枚もの売り上げを記録。続く2000年の『M:i-2』ではロック界のカリスマリンプ・ビスキットがリミックスしたサントラが、1作目を超える約13万4000枚のセールスを上げた。

そしてシリーズ最新作『M:i:III』では、ニューウェーブ・アーティストとのコラボによるリミックス版が完成した。今回担当するカニエ・ウエストは、50セント、ビヨンセ、モニカ、アリシア・キーズ、ブランディマライア・キャリーなど、大物アーティストのヒット・サウンドを世に送り出す才能も存分に発揮するプロデューサー。また、彼自身も昨年にはセカンド・アルバム『レイト・レジストレーション』で全米No.1を獲得。
さらにグラミー賞8部門ノミネーションで見事3部門受賞を記録したのをはじめアメリカの数々の賞レースをカニエ・ウエスト一色に染め上げた。

そんな彼に対し今回オファーを申し込んだのは、プロデューサーでもあるトム・クルーズ自身という力の入れようだった。「トム本人がみずから現れ、是非やってくれと頼んできた。昔から『M:i』シリーズは大好きで、特にテーマ曲が好きだったので断る理由などなかった。今回作品に参加でき、また有名なメロディのアレンジが出来て素晴らしい機会だった」と、カニエ・ウエストは引き受けた経緯について説明した。
それに対しトム・クルーズは「カニエ・ウエストの曲は信じられないほど素晴らしい。すごくエキサイトしているよ。これは実際に聴いてもらうしかないね」とコメントを返している。

その注目のアーティストのカニエ・ウエストが4月4日に来日し、東京と横浜で5日、6日の2日間ライブを行い、フルキャパの盛況振りを見せ、日本でもその人気を証明した。

トム・クルーズ×カニエ・ウエストのコラボレーションによる注目のサウンドトラックは、全米が5月9日、日本は公開の7月上旬発売予定である。

7月8日(土)より日劇1他全国超拡大ロードショー

公式サイト: http://www.mi-3.jp/