山形国際ドキュメンタリー映画祭2003最優秀賞
サンダンス映画祭最優秀撮影賞
『スティーヴィー』
ポレポレ東中野にて絶賛公開中 他全国順次ロードショー!
4月:大阪・第七藝術劇場にてロードショー

◆トークショー情報◆

◎2月25日(土)19:30の回・上映後
「日本の“スティーヴィー”のためにできること」
 ゲスト:菅原哲男(児童養護施設「光の子どもの家」施設長)
     有田桃生(『スティーヴィー』撮影スタッフ*カメラアシスタント)

◎3月4日(土)19:30の回・上映後
 「暴力は連鎖するか〜犯罪者の心の奥を見つめる」
 ゲスト:信田さよ子(臨床心理士/原宿カウンセリングセンター)

◎3月11日(土)19:30の回・上映後
 「撮る側と撮られる側の距離」
 ゲスト:松江哲明(ドキュメンタリー監督)
     瀬々敬久(映画監督/予定)
     安岡卓治(ドキュメンタリー製作者/予定)

◎3月17日(金)19:30の回・上映後
 「映画『スティーヴィー』から何を受け止めたか」
 ゲスト:杉山 春(ルポルタージュ『ネグレクト 真奈ちゃんはなぜ死んだか』著
者)
     中村文則(小説家)

作品情報)
『フープ・ドリームス』の監督が捉えたひとりの青年と、その家族。
そこから見えるのはアメリカ現代社会のもうひとつの顔だった・・・

アメリカ中西部、南イリノイ。スティーヴ・ジェイムスはかつて家庭問題を抱えたあ
る少年の「ビッグブラザー」となった。大学卒業後、いつしか彼と疎遠になり、ジェイムスは映画監督となるが、ある日、10年振りに故郷へ帰り、彼、「スティーヴィー」の今を撮ろうと試みる。
24歳になったスティーヴィーは、軽犯罪を繰り返し、荒れた人生を送っていた。
社会の底辺で家族が崩壊し、やがて犯罪者となったひとりの青年にカメラは向き合う。
そして、4年半にわたる記録は、やがて失われた絆を取り戻そうとするスティーヴィー
とその家族の姿を映し出していく。

近年、『ミリオンダラー・ベイビー』(04)、『モンスター』(03)、『8Mile』(02)を
始めとする、アメリカ社会の底辺を生きる貧しい“ホワイトトラッシュ”を描いた映画が多く公開されているが、本作は、その存在をまさにリアルに感じられる感動と衝撃のドキュメンタリーである。

『スティーヴィー』 公式HP http://www.moviola.jp/stevie/
監督:スティーヴ・ジェイムス(『フープ・ドリームス』)
プロデューサー:ゴードン・クィン/アダム・シンガー/スティ?・ジェイムス 音
楽:ダーク・パウエル
原題:STEVIE/アメリカ映画/2002年/英語/35ミリ/1:1.85/カラー/145分
配給:ムヴィオラ