直木賞作家重松清の同名小説を原作に『トニー滝谷』以降の最新作となる市川準監督が、親であり子であるすべての大人たちへ贈る、家族の物語『あおげば尊し』が、1月21日(土)シネスイッチ銀座、新宿 K’cinemaにて初日公開が決定!

父がもうすぐいなくなる.家族で最期を看取るための、自宅介護がはじまった。一生教師だつた父。でも、とても厳しい教師だった父を見舞いに来る教え子は、ひとりもいない。そして、僕が教える子供たちは、死の意味が分からない。インターネットの死体写真、斎場への寄り道.どうしていけないのという彼らの問いに、僕は何も答えることができないでいる。父さん,死ぬってどういうことなんだろう?父の最後の授業。そこに言葉はありませんでした・・・・。

主演は映画初出演のテリー伊藤。手探りで答えを探す主人公光一を、TVとは全く異なる印象で見事に演じている。そして、家族の中で誰よりもまっすぐに死を見つめている妻・麻理に、薬師丸ひろ子。さらに、光一の父に名優加藤武、母に、アニメ”サザエさんでオフネさんの声を務める麻生美代子。実力派の俳優たちが紡ぐ、等身大の家族の肖像。

脚本・監督:市川準  原作:重松清(新潮社) 製作:松田真美子 プロデューサー:鍋島善夫
出演:テリー伊藤 薬師丸ひろ子 絵沢萌子 大倉孝二 入江雅入 麻生美代子 加藤武

2005/日本/82分/制作:AZOTH株式会社/
配給:スローラーナー