8月31日よりベネチア、リド島にて開催された第62回ベネチア国際映画祭が9月10日『LOVERS』などで知られる国際派俳優、金城武(31)主演のラブストーリー「パーハップス・ラブ」(原題)のクロージング上映で閉幕した。
香港のツイ・ハーク監督の「セブンソード」で開幕し、北野武監督最新作「TAKESHIS」のサプライズ上映、宮崎駿監督への栄誉金獅子賞授与など話題となったベネチア映画祭のクロージングとあって、メーン会場サラ・グランデ前には上映開始前から多くの観客、海外プレスが殺到した。主演の金城武(一番右)、監督のピーター・チャン(43)(左から2番目)らがレッドカーペットに登場すると盛大な完成が巻き起こった。

「パーハップス・ラブ」(原題)
監督:ピーター・チャン
(「ラヴソング」*1996年度香港アカデミー賞グランプリ史上初の全9部門制覇)
出演:金城武(「LOVERS」)
   ジョウ・シュン(「小さな中国のお針子」)
   ジャッキー・チュン(「欲望の翼」*香港四天王の1人)
   チ・ジニ(「宮廷女官 チャングムの誓い」韓国人俳優)
撮影:クリストファー・ドイル、ピーター・パウ(「グリーン・デスティニー」)北京・上海
言語:北京語
2006年公開/配給:角川ヘラルド・ピクチャーズ

作品紹介:「ラヴソング」のピーター・チャン監督が本格的な長編を9年ぶりに手がけた。スクリーン誌では、2005年の香港映画の話題作4本(他は「イニシャルD」、「セブンソード」、「The Myth」)のうちの1本に挙げられている。

ストーリー:10年前の冬の北京。映画監督を目指していた学生、見東(金城武)はダンサーを目指す孫納(ジョウ・シュン)と出会う。お互いに惹かれあい、夢を目指しながら湖のほとりの小さな家に住み始める。
しかし突然、孫納は姿を消してしまう。それから10年の間、監督をあきらめ俳優として成功した見東は毎年、冬になると思い出の湖のほとりの小さな家に戻り、あの時の愛は本物だったのかと悩み続けてきた。そして10年後、見東は女優として成功した孫納と再会そして映画で共演することなる・・・。
国際派俳優金城武と、香港四天王の一人に挙げられるジャッキー・チュン、中国以外にも活躍する国際派女優、ジョウ・シュンが思い続け、すれ違い続ける3人の男女を演じたラブストーリー。

「パーハップス・ラブ」(原題)2006年ロードショー